#金利
22 件の記事
- 2026.10.13アメリカの20年国債に「廃止論」。理由は、高くつくから⁉︎アメリカの財務省が、20年もの国債の発行をやめるのでは、という見方が出ています。20年債は、いまは10年債だけでなく30年債よりも利回りが高い、ちょっと変わった国債です。なぜ廃止の話が出ているのか。わたしのBNDには関係あるのか。調べてみました。
- 2026.10.08植田総裁の全国証券大会でのあいさつを、原文で読んでみた10月6日、日銀の植田総裁が全国証券大会であいさつしました。物価の地力は「2%に近づいています」。利上げは「引き続き」。そして、1か所だけ言い回しが強まりました。それでも円は、ほとんど動いていません。後半では、新NISAやこどもNISA、SNSの情報の見極めにも触れています。4ページのあいさつから大事なところを抜き出して、要はどういうことかを、わたしの言葉に直してみます。
- 2026.10.06個人向け国債の変動10年が、初めて2%台へ。それでも、投資は投資、貯蓄は貯蓄個人向け国債の変動10年が、10月募集で2.05%になる見込みです。2003年の発売以来、初めての2%台。2%は大きな節目だと思います。でも、税引き後は約1.63%で、物価の目安の2%にはまだ届きません。わたしの生活防衛資金300万円は、今回も普通預金のまま。シンプルに、投資は投資、貯蓄は貯蓄にしておきたいからです。
- 2026.10.05ブラジルは世帯の8割が借金、リボ払いは年400%超。日本も人ごとじゃなかったブラジルでは、世帯の8割超が借金を抱え、カードのリボ払いの金利は年444.9%。スマホで簡単に借りられることと、ネットの賭けが重なりました。日本も20年前、借金が何社にも重なる人が171万人いた国です。法律で金利と借りられる額に上限をつけて、9割減らしました。でも、その数はここ数年、また増えています。
- 2026.10.03アメリカの雇用が予想の3分の1。株は上がったのに、金利は下がらなかった。アメリカの9月の雇用統計は、働き口が2.9万人増と予想の3分の1ほど。悪い知らせなのに、S&P500は上がりました。ここまでは8月にも見た形です。でも、この日はアメリカの国債の金利まで上がりました。景気が弱いなら、金利は下がるはずでは? BNDを持つわたしにはどう効くのか、調べてみました。
- 2026.10.03「ユーロ危機の再来」って本当? フランスの金利上昇と、ヨーロッパの銀行株の関係10月1日から2日にかけて、フランスの国債が売られ、ドイツとの金利の差が2012年以来の大きさになりました。ヨーロッパの銀行の株も下がり、「ユーロ危機を思い出す」という声まで。でも、わたしは正直、なにも思い浮かびませんでした。同じユーロなのに、なぜフランスだけ? なぜ銀行に広がるの? オルカンには関係あるの? 調べてみました。
- 2026.10.02「リフレ論者じゃない」って、どういうこと? 総理の言葉と、止まらない円安を調べてみた片山財務大臣が、高市総理は「リフレ論者じゃない」と話していて、金融政策は日銀に任せる考えだと明かしました。でも、そもそもリフレ論者って何? なぜ総理の考えで円が動くの? これだけ手を打っても、なぜ円安は止まらないの? わからなかったことを、ひとつずつ調べてみました。
- 2026.09.29家賃は過去最高、マンションは2,000万円値下げ。家を買わないわたしが、金利のある世界の流れを調べてみた東京23区の1人暮らし向けの家賃が過去最高になった一方で、港区のマンションは2,000万円値下げしても買い手がつかない。そんな正反対のニュースが、同じ日に並びました。わたしは家を買うつもりのない、家賃7万円の賃貸暮らしです。調べてみると、「家賃10%上昇」は、これから借りる部屋の募集家賃の話でした。住み続けている人も含めた家賃は、東京23区で2%ほどの上昇です。家賃とマンションが反対に動く流れを、物価と金利から追いかけてみました。
- 2026.09.20普通預金が34年ぶりの0.5%に。それでも100万円は、1年で1万5,000円ぶん目減りする日銀の利上げを受けて、三菱UFJ・三井住友・みずほの3行が、普通預金の金利を0.4%から0.5%に上げると発表しました。1992年以来、34年ぶりの水準です。100万円を預けると、1年で増えるのは税引き後で約4,000円。一方で、物価は1年で1.9%上がっています。去年100万円で買えたものは、いま101万9,000円。通帳の数字は増えても、買えるものは約1万5,000円ぶん減る計算です。普通預金の金利は、この2年、5回の利上げのたびに、日銀の金利の「4割」でした。そして、わたしの300万円の預金はどうするか。動かしません。その理由も書きます。
- 2026.09.18「次も3か月後ですか?」に、植田総裁はどう答えたか。1時間の会見を、質問ごとに噛み砕いてみた9月18日、日銀が政策金利を1.25%に上げました。そのあと1時間、植田総裁が記者の質問に答えています。ニュースの見出しは、連続や大幅の利上げを「排除せず」。でも会見を最初から最後まで追うと、いちばん大事な言葉は別のところにありました。「政策の局面が変化した」。なぜ3か月で上げたのか、次はいつか、どこまで上がるのか、円安は止めないのか。記者の質問と総裁の答えを1つずつ並べて、要はどういうことかを、わたしの言葉に直してみます。
- 2026.09.18利上げしたのに円安。利上げしたのに金利が下がった。2日続いた「逆」の理由今日、日銀が政策金利を1.0%から1.25%に上げました。6月以来3か月ぶりの利上げです。ところが、発表のあと円は1ドル156円台から157円台へ、円安に動きました。前の日のアメリカでは、利上げの翌日に長期金利が5%を割っています。利上げしたのに、教科書と逆。2日続けて起きたこの動きの理由を、日銀の発表文と市場の数字から見ていきます。あわせて、9月3日の個人向け国債の記事に書いた2つの宿題の答え合わせもします。
- 2026.09.17大統領が「金利は1%以下に」。金利を国のトップが決めた過去の記録を調べてみたアメリカが3年ぶりに利上げした数時間後、トランプ大統領がSNSに「アメリカの金利は1%以下であるべきだ」と書きました。利上げを決めたウォーシュ議長は、大統領自身が3月に指名した人です。いまの物価は3.4%。もし金利が1%なら、お金を預けたり貸したりしている人は、物価に2.4%負けます。金利を大統領が決めた国は、どうなったのか。先週トルコリラの記事で見たトルコと、1972年のアメリカを、数字で並べます。そして、もし本当に1%になったら、アメリカの株と債券を持つわたしに何が起きるのか。政治の是非ではなく、記録と自分の持ち物の話です。
- 2026.09.17アメリカが3年ぶりに利上げ。減ったものと増えたものを整理する今朝、アメリカの中央銀行FRBが政策金利を0.25%上げました。2023年以来、3年ぶりの利上げです。市場の9割超が予想していたのに、アメリカの10年国債の利回りは5%に乗り、ドル円は156円まで円安になりました。わたしは米国債券のETF(BND)と、中身の6割がアメリカのオルカンを持っています。同じ利上げで、BNDはドルで下がり、オルカンは円安で円では増えた。持ち物の中で、逆のことが同時に起きています。利上げとは何か、予想どおりなのになぜ動いたのか、わたしの持ち物で何が起きたのか、そして明日の日銀までに何をするのかを、自分の数字で書きます。
- 2026.09.136年半でマンションは1.5倍、株は2.3倍、REITは2割安。なぜREITだけ置いていかれたのか「不動産高騰でもREIT低迷」という日経の記事を読みました。REITは、ビルの家賃を受け取る権利を小さく分けて、証券取引所で売り買いできるようにしたものです。家賃は分配金として受け取ります。この9月で市場ができて25年。マンションの値段は2019年末から1.5倍になったのに、REITの値段は2割安く、今年に入ってからも13%下がっています。株が最高値なのに、です。わたしは東証REIT指数のETF(1343)を持っています。なぜビルは上がってREITは下がるのか、金利と、海外投資家と、「稼いだ家賃をほぼ全部配る」という決まりから、順番に見ます。
- 2026.09.0520代の持ち家率が過去最高。中身を見たら、買える人だけが20代で家族になっていた金利上昇を背景に、住宅購入を急ぐ若者が増えている、というニュースを読みました。20代以下の持ち家率は40.7%で過去最高、50年ローンを選ぶ若者も増えているそうです。待つほど買えなくなる、50年なら月々は安い、家賃は捨て金、という声もよく聞きます。わたしは賃貸で、北海道の十勝に帰っても家を買う予定はありません。理由はあとで書きますが、7月にも見た元の統計に戻ると、この「過去最高」は若者が家を買うようになった話ではありません。20代の夫婦世帯そのものが2000年から74%減っていて、率が上がったのは分母が減ったからです。50年ローンの月々と総利息、金利が上がったときの返済額も計算しました。
- 2026.09.03個人向け国債が過去最高の2.24%に。でも、いちばん上がったのは固定3年だった個人向け国債の固定5年が2.24%になりました。「そろそろ預金から移そうかな」と考えたくなる数字です。わたしは今回も買いません。でも今月の利率の表で、いちばん上がっていたのは固定5年ではなく固定3年でした。なぜ短いほうが大きく上がるのか。理由をたどると、発表から翌日にかけての4円の円高と、わたしの資産が円換算でおよそ100万円軽くなったことまで、1本の糸でつながっていました。300万円の置き場所の計算もやり直しています。
- 2026.09.02長期金利が3%を超えた。30年ぶりで、わたしが4歳のとき以来。前の日に「2.9%台」と書いたばかりだった9月1日、10年物国債の利回りが一時3.0%を超えました。1996年9月以来、約30年ぶりです。8月31日に公開した記事で「いまの長期金利は2.9%台。国が置いた想定金利3.8%は安全側」と書いたばかりで、その翌日に3%が来ました。上がった理由は4つ重なっていて、3つはこの1週間の記事に出てきた顔ぶれです。住宅ローンのフラット35は集計開始以来の最高、変動も引き上げ。30年前の金利を知らないわたしが、3%が家計のどこにつながるかを見た話です。
- 2026.08.31国の予算要求が過去最大の143兆円超になった。目が留まったのは、利払いだけで16.6兆円という1行だった来年度予算の概算要求が今日締め切られ、総額は過去最大の143兆円超になりました。ニュースの見出しは総額ですが、わたしの目が留まったのは別の1行。国が借金に払う利息の見積もりが16兆5,888億円と、1年で27.2%も増えることです。理由は、見積もりに使う金利を3.0%から3.8%へ、29年ぶりの高さに引き上げたから。わたしがこの夏書いた「受け取る2%」の、いちばん大きな反対側です。同じ日に、個人向け国債の税優遇の要望も出ました。国の家計簿と、わたしの家計のつながりを、ひとつずつ見ていきます。
- 2026.08.29新しいFRB議長のひとことで、円は160円に戻った。9月は、日本とアメリカが同じ週に利上げするかもしれない昨夜、アメリカの新しい中央銀行トップ、ウォーシュFRB議長が就任後初めての大きな講演をしました。「インフレが目標に向かっていると確信できなければ、まだやるべきことがある」。このひとことで、市場が織り込む9月の米利上げ確率は3割台から5割超に跳ね、円は約1か月ぶりの160円台へ。同じ日の夕方、財務省は円買い介入がひと月として過去最大の15兆円超だったと公表したばかりでした。そして9月のカレンダーを見ると、FOMCは15〜16日、日銀は17〜18日。同じ週に、日米そろって利上げがあり得る形です。その週、わたしが何をするか(しないか)まで、順番に書きます。
- 2026.08.18TOPIXは年初来高値。その4日後、不動産株がそろって年初来安値をつけた不動産株が相次いで年初来安値、というニュースを読みました。住友不動産は高値から38%安。ところがTOPIXは4日前に年初来高値です。相場が悪いのではなく、不動産だけが売られている。理由は金利でした。長期金利は約30年ぶりの2.945%。これは会社の話だけでなく、住宅ローンを借りている人の話でもあります。
- 2026.07.15アメリカの物価が下がると、なぜわたしのオルカンとBNDが上がるの? 仕組みを調べてみたアメリカの6月の物価上昇率が予想以上に鈍化して、前月比では2020年4月以来の大きなマイナスになった。そのニュースで、米国株は上がり、金利は下がり、ドルは売られた。遠いアメリカの物価の話なのに、なぜ日本にいるわたしのオルカンやBNDが動くのか。登場人物は物価・金利・株・債券の4人だけ。ブレーキ・重力・シーソーの3つのたとえで、お金の連動の仕組みを調べてみた。
- 2026.07.14トヨタを抜いて、銀行が日本一に。『銀行が1位の国ってどうなの?』が気になったので調べてみた三菱UFJの時価総額が約42兆円となり、トヨタを抜いて日本一になった。金融機関の首位はバブル崩壊後初。すごいニュースのはずなのに、SNSには『銀行が1位の国ってどうなの?』という声もあって、正直わたしはピンとこなかった。何がモヤモヤの正体なのか、本当に不健全なことなのか。トヨタを持っている高配当株投資家として、調べてみた。