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117 件の記事
- 2026.10.16TSMCは好決算。それでも、AI株とキオクシアが下がるのはなぜ?AI向けの半導体をつくるTSMCが、予想を上回る決算を出しました。それでも10月15日、日経平均は4.9%下がり、キオクシアも12%下がりました。好決算で、需要も強いのに、なぜ株は下がるのか。1株ずつ買いはじめたキオクシアに当てはめて、調べてみました。
- 2026.10.15サイゼリヤが、本当に値上げした。「言っただけでストップ高」から3か月、答え合わせをしてみた7月、サイゼリヤの社長が値上げを「視野に入れる」と話しただけで、株価はストップ高になりました。そして10月14日、本当に値上げが決まりました。10月29日から、メニュー全般で平均6%。ミラノ風ドリアは300円から320円に。もうけがうすいお店ほど、値上げが利益に大きく効く。7月に書いたこの見立ては、当たっていたのか。株価はこの3か月でどう動いたのか。決算資料で答え合わせをしてみました。
- 2026.10.15「買わない」と決めたキオクシアを、1株ずつ買いはじめた。動いたのは、わたしの「ギャンブルごころ」だった8月、キオクシアの株を「買わない」と2本の記事に書きました。そのわたしが10月14日、NISAで1株を買い、翌日にもう1株を買い足しました。株価は6月の最高値から6割近く下がっていて、翌日はさらに12%下げています。なぜ買ったのか、8月に「買うなら当てないといけない」と書いた3つのことはいまどうなっているのか、これからどう買うのか。正直に書いておきます。
- 2026.10.14ゴールドマン、「貸す仕事」が「仲介する仕事」を上回るゴールドマン・サックスの7〜9月の決算で、ヘッジファンドにお金や株を「貸す仕事」の収入が、株の売り買いを「仲介する仕事」を初めて上回りました。売り買いで稼ぐイメージが強かったので、意外でした。なぜいま貸す仕事が大きくなっているのか。ゴールドマンって、結局何屋なの? 調べてみました。
- 2026.10.13アメリカの20年国債に「廃止論」。理由は、高くつくから⁉︎アメリカの財務省が、20年もの国債の発行をやめるのでは、という見方が出ています。20年債は、いまは10年債だけでなく30年債よりも利回りが高い、ちょっと変わった国債です。なぜ廃止の話が出ているのか。わたしのBNDには関係あるのか。調べてみました。
- 2026.10.12「米国債は買うな」と債券王。原文を読んでみたら、意見はいろいろだった日経に「新旧カリスマが忠告『米国債は買うな』」という見出しが載りました。アメリカの10年国債の利回りは、10月5日に2002年以来の高さをつけました。でも、債券王グロス氏の原文には、「1年ものの短期国債は別」と書かれています。反対に「いまこそ債券」という運用会社も多い。BNDを持つわたしが、いろいろな意見を並べてみました。
- 2026.10.12アメリカの学校で『進撃の巨人』が「禁書」に。理由を調べてみたアメリカの公立校で、1年に延べ1万1,982件の本が図書館などから外されました。日本のマンガも入っています。『進撃の巨人』『炎炎ノ消防隊』『暗殺教室』は、なぜ対象になったのか。報告書を読んでみると、作品ごとの理由は、ほとんど書かれていませんでした。
- 2026.10.11十勝が「AI農業特区」に。無人トラクターは本当に公道を走るのか、十勝出身のわたしが調べてみた9月30日、帯広市など十勝の19市町村が国の「十勝AI農業特区」に指定されました。目玉は、無人のロボットトラクターを公道で走らせること。でも資料を読むと、まだ「走ってよい」と決まったわけではありませんでした。なぜ十勝なのか、何が変わるのか。十勝出身のわたしが、内閣府と十勝の資料で調べてみました。
- 2026.10.11「106万円の壁」がなくなった。何が変わって、得なの損なの? フリーランスのわたしが勉強してみたパートで働く人の「106万円の壁」が、10月1日になくなりました。130万円の壁も、春から少しゆるくなっています。何が変わって、どうしたら得で、どうしたら損なのか。なんのための制度変更なのか。まわりに壁を気にしている人がいないわたしが、フリーランスの目線もまじえて勉強してみました。
- 2026.10.10お金で「待ち時間」を買う時代。わたしが時間を買っているのは、道具だった飲食店や病院で、追加料金を払えば待たずに済む「有料ファストパス」が広がっています。お金持ちは、払うべきものに払うのが上手。それを言葉にすると「時間単価」なのかもしれません。両学長の考え方を手がかりに、わたしが実際にお金で時間を買っている道具を、時間とお金に直して並べてみました。
- 2026.10.10ドコモの値上げで、NTTはもうかる? ROIC−WACCで測ってみたドコモが12月から、50を超える料金プランを最大550円値上げします。NTTの株価は、終値で約2年半ぶりの高い水準に。携帯ではドコモを離れたわたしですが、NTTの株は持っています。値上げでどれだけ稼げるのか。そもそもNTTは、集めたお金に見合うだけ稼げているのか。決算資料から測ったら、物差しによって答えが変わる会社でした。
- 2026.10.09AIの借金は、返せるの? 「倒産保険」の値段が過去最高にAIのために、アメリカの大手テック企業が借金を急に増やしています。今年だけで5,000億ドル近く。オラクルやブロードコムでは、倒産に備える保険の値段が過去最高になりました。そんなに借りて、本当に返せるの? 金利も上がっているのに? 決算の数字で確かめたうえで、わたしのBNDとオルカンに、どれくらい入っているのかも数えてみました。
- 2026.10.08植田総裁の全国証券大会でのあいさつを、原文で読んでみた10月6日、日銀の植田総裁が全国証券大会であいさつしました。物価の地力は「2%に近づいています」。利上げは「引き続き」。そして、1か所だけ言い回しが強まりました。それでも円は、ほとんど動いていません。後半では、新NISAやこどもNISA、SNSの情報の見極めにも触れています。4ページのあいさつから大事なところを抜き出して、要はどういうことかを、わたしの言葉に直してみます。
- 2026.10.08日経225が7,300円から買えるように。でも、分割で変わるのは、数字だけ日経平均に連動するETFの中でいちばん大きい1321が、10月7日に1口を100口に分けました。最低で買える金額は約7万円から約7,300円へ。分割すると得なの? 分配金や手数料はどうなるの? なぜ今、ETFが次々に小さくなるの? 野村アセットと東証の資料で調べてみました。
- 2026.10.06個人向け国債の変動10年が、初めて2%台へ。それでも、投資は投資、貯蓄は貯蓄個人向け国債の変動10年が、10月募集で2.05%になる見込みです。2003年の発売以来、初めての2%台。2%は大きな節目だと思います。でも、税引き後は約1.63%で、物価の目安の2%にはまだ届きません。わたしの生活防衛資金300万円は、今回も普通預金のまま。シンプルに、投資は投資、貯蓄は貯蓄にしておきたいからです。
- 2026.10.06株を5%持ったら、みんなに知らせる「5%ルール」。守られていないって本当? 持ち株に報告が出たときの見方株を5%より多く持ったら、5営業日以内にみんなに知らせる。そんな「5%ルール」があることを、わたしは知りませんでした。太陽誘電の株を最大16.6%まで買い集めたアメリカのファンドは、報告を9本まとめて出し、最初の1本は1か月以上の遅れでした。期限に遅れる報告は年に約1,500件。罰則はあるのに、なぜ守られないのか。自分の持ち株に報告が出たら、どこを見ればいいのか。調べてみました。
- 2026.10.05ゴールドマンの「買い」で、コマツが上場来高値。プロの判断で、わたしの持ち株を見てみたゴールドマン・サックス証券がコマツの投資判断を「買い」に上げ、株価は上場来高値をつけました。外資系の「買い」って、そもそも何? わたしの持ち株を、プロはどう見ているの? 「買い」は当たるの? 格上げされた銘柄にわたしの基準を当てはめて、1万円だけ買ってみることにしました。
- 2026.10.05ブラジルは世帯の8割が借金、リボ払いは年400%超。日本も人ごとじゃなかったブラジルでは、世帯の8割超が借金を抱え、カードのリボ払いの金利は年444.9%。スマホで簡単に借りられることと、ネットの賭けが重なりました。日本も20年前、借金が何社にも重なる人が171万人いた国です。法律で金利と借りられる額に上限をつけて、9割減らしました。でも、その数はここ数年、また増えています。
- 2026.10.04G7が備蓄を1億バレル放出。なぜ原油ではなく軽油からなのか、調べてみた10月2日、G7が石油の備蓄を1億バレル出すと決めました。最初の20日間は、原油ではなく軽油が中心です。原油はあるの? 製油所はほかで探せばいいのでは? なぜ今さらG7で? 日本は円安もあるけれど、結局なぜ価格があがっているの? アメリカ・ヨーロッパ・日本の軽油の値段を、週ごとのデータで並べて調べてみました。
- 2026.10.03アメリカの雇用が予想の3分の1。株は上がったのに、金利は下がらなかった。アメリカの9月の雇用統計は、働き口が2.9万人増と予想の3分の1ほど。悪い知らせなのに、S&P500は上がりました。ここまでは8月にも見た形です。でも、この日はアメリカの国債の金利まで上がりました。景気が弱いなら、金利は下がるはずでは? BNDを持つわたしにはどう効くのか、調べてみました。
- 2026.10.03「ユーロ危機の再来」って本当? フランスの金利上昇と、ヨーロッパの銀行株の関係10月1日から2日にかけて、フランスの国債が売られ、ドイツとの金利の差が2012年以来の大きさになりました。ヨーロッパの銀行の株も下がり、「ユーロ危機を思い出す」という声まで。でも、わたしは正直、なにも思い浮かびませんでした。同じユーロなのに、なぜフランスだけ? なぜ銀行に広がるの? オルカンには関係あるの? 調べてみました。
- 2026.10.02「リフレ論者じゃない」って、どういうこと? 総理の言葉と、止まらない円安を調べてみた片山財務大臣が、高市総理は「リフレ論者じゃない」と話していて、金融政策は日銀に任せる考えだと明かしました。でも、そもそもリフレ論者って何? なぜ総理の考えで円が動くの? これだけ手を打っても、なぜ円安は止まらないの? わからなかったことを、ひとつずつ調べてみました。
- 2026.10.01こどもNISAの「ゼロカン」は、ただより高いものはない、なのか? 調べてみたSBI証券が、こどもNISA専用で信託報酬0.00%の投資信託「ゼロカン」を発表しました。中身はオルカンと同じ全世界株式です。どうやって回収するのか、金利の上昇は関係あるのか、18歳になっても無料のままなのか、途中で改悪されないのか。気になったことを全部調べると、手数料の差は18年で約9万円。そのかわり、子どものうちは証券会社を動きにくくなる商品でした。ただより高いものは、ないのか。
- 2026.10.01年収が物価に追いつかない人が7割。「38万円足りない」は大げさなのか、計算してみた会社員の7割が「年収が物価に追いついていない」と答え、追いつくには年収があと38万円必要だと感じている。住友生命のアンケートです。この38万円は大げさなのか。物価の統計と家計調査で計算すると、平均的な家庭で約40万円。感覚とほぼ同じでした。値上げは「ピーク越え」と言われても、10月は去年とほぼ同じ数。たまごと国産のチーズは物価全体の3倍のペースで上がっています。家賃が上がっていないわたしの場合は、いくらなのかも計算してみました。
- 2026.09.30都心で増える「定借マンション」は、期限つきの持ち家。家を買わないわたしが考えてみた都心で「定期借地権付きマンション」が増えています。わたしは、お金の勉強をするオンラインコミュニティ「リベシティ」の両学長の記事で、初めてこの言葉を知りました。土地は借りもので、期限が来たら建物を壊して土地を返す、いわば「期限つきの持ち家」です。値段を住める年数で割ると、同じ広さの家賃より安く見えることもあります。ただ、残りの年数が減るほど価値は下がり、最後はゼロ。期限が来たら必ず出ていき、転勤や離婚で住めなくなれば、売るか貸すかの判断もついてまわります。家を買わないわたしが、お金から考えてみました。
- 2026.09.30ロボットは、速く走れても止まれない。お金も同じで、むずかしいのは「止まり方」だった北京の人型ロボットの運動会で、100メートルを8秒64で走ったロボットが出ました。人間の世界記録より1秒近く速い。なのに多くのロボットは、ゴールのあとに止まれず、壁にぶつかりました。速く走るより、止まるほうが難しい。この話は、お金にもそのまま当てはまります。取り崩しの始め方、生活水準、日銀の利上げ、そしてわたしのサイドFIRE。4つの場面で、お金の「止まり方」を考えてみました。
- 2026.09.29家賃は過去最高、マンションは2,000万円値下げ。家を買わないわたしが、金利のある世界の流れを調べてみた東京23区の1人暮らし向けの家賃が過去最高になった一方で、港区のマンションは2,000万円値下げしても買い手がつかない。そんな正反対のニュースが、同じ日に並びました。わたしは家を買うつもりのない、家賃7万円の賃貸暮らしです。調べてみると、「家賃10%上昇」は、これから借りる部屋の募集家賃の話でした。住み続けている人も含めた家賃は、東京23区で2%ほどの上昇です。家賃とマンションが反対に動く流れを、物価と金利から追いかけてみました。
- 2026.09.28「18歳で2,000万円の差」は本当か。子どもがいないわたしが、こどもNISAへの反対の声を考えてみた2027年1月に始まる「こどもNISA」。10月から口座の受け付けが始まるいま、「格差が広がる」「お金持ちの優遇だ」と反対の声が出ています。「18歳で2,000万円を超える差」という記事も見かけました。調べてみると、この金額には親などが入れた600万円も含まれていました。投資で増えた差は、年10.5%で増え続けても約1,800万円。年5%なら約570万円です。わたしには子どもがいないので、正直、真剣に考えたことはありませんでした。それでも、どちらかというと賛成です。理由と、気になる点を順番に書きました。
- 2026.09.27元契約者が読む、プルデンシャル生命の不祥事。気をつけるのは「保険以外のお金の話」2026年1月、プルデンシャル生命が、社員と元社員106人が498人のお客さんから計30.8億円を受け取っていたと公表しました。保険とは関係のない投資話や、個人的な借金です。社長は交代し、新しい契約の販売は2月から原則として自粛が続いています。その後も、個人情報の持ち出しや元社員の逮捕の報道が続いています。わたしは社会人になってすぐこの会社の保険に入り、2021年に解約しました。解約は不祥事とは関係のない理由です。会社の発表を1つずつ読んで、何が起きたのか、なぜ起きたのか、契約している人は何に気をつければいいのかをまとめます。
- 2026.09.27「若者は免許を取らない」「車は贅沢品」。ゴールド免許のペーパードライバーが、東京と十勝の車とお金、ロボタクシーの未来を考えてみた9月27日の日経に、若者の免許離れと、自動運転の未来の記事が並びました。わたしは免許を持っていますが、東京では乗る機会がなく、ゴールド免許のペーパードライバーです。調べてみると、若い人で免許を持つ人の割合は、この10年でほとんど変わっていませんでした。減っているのは、1世帯あたりの車の数のほうです。東京では車がなくても暮らせる。北海道の十勝では、車がないと暮らせない。車にかかるお金と、ロボタクシーの未来を考えてみました。
- 2026.09.27Netflixのドラマ『ダウンタイム』を観た。整形と「直美」を、わたしらしくお金から考えてみたNetflixのドラマ「ダウンタイム」を最後まで観ました。美容整形の世界が舞台です。わたしは、整形については肯定派で、髪を切ったり化粧をしたりするのと、根本は同じだと思っています。観終わって気になったのは、2年の研修を終えてすぐ美容の世界に進む医師、「直美」のこと。研修を終えるまで最短8年、学費は国立で約350万円、私立では最大4,550万円かかります。かけたお金と時間に、給料は見合っているのか。数字から考えてみました。
- 2026.09.26「円は安すぎる」と日米で確認。いくらが適正? 円安は悪? 言わされてる? を調べてみた9月25日、片山財務相が、日米首脳会談でトランプ大統領から円安への懸念が示されたと明かしました。高市首相は「一般論として、円の過小評価は問題」と返したそうです。その夜、片山氏はベッセント米財務長官とも同じ認識を確認。円は未明の159円台から、夜には156円台まで戻りました。ここで疑問が3つわいてきます。安すぎるって、いくらならいいの? 円安って、日本には悪くないんじゃないの? 日本はアメリカに言わされているんじゃないの? 1つずつ調べてみました。
- 2026.09.25日本に生まれて、幸福だと思っている。なのに、世界の幸福度で日本は61位。理由を考えてみたシンガポールは、アジアでいちばん豊かな国なのに、いくつかの幸福度の調査でふるわないそうです。では日本はというと、世界幸福度報告で147か国中61位。シンガポールより下でした。わたしは日本に生まれて幸福だと思っています。安全、衛生、医療、教育、食、文化、どれをとっても恵まれていると思っています。この実感と順位のずれはどこから来るのか。調べると、幸福度は国の暮らしやすさではなく、一人ひとりが自分の人生につけた点数の平均でした。
- 2026.09.24インデックスが、アクティブを逆転した。「増えすぎたら市場が壊れる」という3つの批判を調べてみた株に投資する日本の投資信託で、指数に連動するインデックス型の残高が、初めてアクティブ型を上回りました。どちらも約78兆円です。人気の理由は、長い目で見ると、インデックスのほうが勝ってきたこと。一方で「インデックスが増えすぎると、株の値段がおかしくなる」「会社にものを言わない株主が増える」「みんなで一緒に沈む」という批判もあります。オルカンを積み立てているわたしが、3つの批判を研究とデータで確かめました。調べてみると、3つの批判の根っこは同じでした。インデックスは、どの会社が高いか安いかを判断せず、全部を割合どおりに買う、ということです。
- 2026.09.23ふるさと納税、10月から何が変わる? 変わるのは、寄附する側ではなかった「ふるさと納税は10月から改悪」「9月中に寄附しないと損」。最近、そんな見出しをよく見かけます。総務省の告示と、3月に成立した法律を読んでみました。10月1日から変わるのは、寄附したお金のうち自治体の手元に残る割合と、返礼品が本当にその土地のものかの証明です。控除の仕組みも、自己負担の2,000円も、返礼品は寄附額の3割までという上限も変わりません。全国平均で割り振ると、4万円のうち自治体に残るのは2万800円ほど。削るよう求められているのは、返礼品ではなく、手数料などの経費のほうです。
- 2026.09.22「クラリティ法案」とは何か。ビットコインとの関係を調べてみたビットコインが9月21日に一時8万7,000ドル台まで上がり、アメリカの当局の制度整備への期待が理由のひとつと報じられました。その制度の中心にあるのが「クラリティ法案」です。でも、この法案が何を決める法律なのかは、あまり説明されていません。暗号資産を3つに分けて、見張る役所を決める。それがこの法案です。ところが、2025年7月に下院を通ったあと、1年以上たっても上院を通っていません。一方で日本は、今年7月に同じ趣旨の法律を成立させていました。わたしが0.1BTCを2028年まで売らない、その「2028年」を決めている法律です。
- 2026.09.20インデックスは、値段を見ずに買う。それで損はしていないのか、スペースXで確かめた9月21日から、ナスダック100という指数の中で、スペースXの割合が1.28%から2.82%へ2倍以上になります。この指数に連動するファンドは、9月18日の取引の終わりに、2兆円を超えるスペースX株を買う必要がありました。ところがその日、株価は下がりました。値段がいくらでも、決まった日に、決まった量を買う。これがインデックスの仕組みです。わたしのオルカンも、同じ仕組みで動いています。この「値段を選べない」ことのコストは、昔のアメリカの研究で年0.2%台。その後は、ずっと小さくなっていました。
- 2026.09.20普通預金が34年ぶりの0.5%に。それでも100万円は、1年で1万5,000円ぶん目減りする日銀の利上げを受けて、三菱UFJ・三井住友・みずほの3行が、普通預金の金利を0.4%から0.5%に上げると発表しました。1992年以来、34年ぶりの水準です。100万円を預けると、1年で増えるのは税引き後で約4,000円。一方で、物価は1年で1.9%上がっています。去年100万円で買えたものは、いま101万9,000円。通帳の数字は増えても、買えるものは約1万5,000円ぶん減る計算です。普通預金の金利は、この2年、5回の利上げのたびに、日銀の金利の「4割」でした。そして、わたしの300万円の預金はどうするか。動かしません。その理由も書きます。
- 2026.09.19個人の金融資産が1年で251兆円増えた。そのうち、新しく入ったお金は25兆円だった日銀が、6月末の個人の金融資産が2,519兆円で過去最高になったと発表しました。1年で251兆円の増加です。株は47%増、投資信託は37%増、現金・預金の割合は44.9%まで下がりました。「貯蓄から投資へ」が進んだように見える数字です。でも、増えた251兆円は、みんなが新しく入れたお金なのでしょうか。それとも、持っていたものが値上がりしただけなのでしょうか。日銀の統計には、その内訳が載っています。クロちゃんに数えてもらったら、新しく入ったお金は25兆円、値上がりが226兆円でした。
- 2026.09.18「次も3か月後ですか?」に、植田総裁はどう答えたか。1時間の会見を、質問ごとに噛み砕いてみた9月18日、日銀が政策金利を1.25%に上げました。そのあと1時間、植田総裁が記者の質問に答えています。ニュースの見出しは、連続や大幅の利上げを「排除せず」。でも会見を最初から最後まで追うと、いちばん大事な言葉は別のところにありました。「政策の局面が変化した」。なぜ3か月で上げたのか、次はいつか、どこまで上がるのか、円安は止めないのか。記者の質問と総裁の答えを1つずつ並べて、要はどういうことかを、わたしの言葉に直してみます。
- 2026.09.18利上げしたのに円安。利上げしたのに金利が下がった。2日続いた「逆」の理由今日、日銀が政策金利を1.0%から1.25%に上げました。6月以来3か月ぶりの利上げです。ところが、発表のあと円は1ドル156円台から157円台へ、円安に動きました。前の日のアメリカでは、利上げの翌日に長期金利が5%を割っています。利上げしたのに、教科書と逆。2日続けて起きたこの動きの理由を、日銀の発表文と市場の数字から見ていきます。あわせて、9月3日の個人向け国債の記事に書いた2つの宿題の答え合わせもします。
- 2026.09.17大統領が「金利は1%以下に」。金利を国のトップが決めた過去の記録を調べてみたアメリカが3年ぶりに利上げした数時間後、トランプ大統領がSNSに「アメリカの金利は1%以下であるべきだ」と書きました。利上げを決めたウォーシュ議長は、大統領自身が3月に指名した人です。いまの物価は3.4%。もし金利が1%なら、お金を預けたり貸したりしている人は、物価に2.4%負けます。金利を大統領が決めた国は、どうなったのか。先週トルコリラの記事で見たトルコと、1972年のアメリカを、数字で並べます。そして、もし本当に1%になったら、アメリカの株と債券を持つわたしに何が起きるのか。政治の是非ではなく、記録と自分の持ち物の話です。
- 2026.09.17アメリカが3年ぶりに利上げ。減ったものと増えたものを整理する今朝、アメリカの中央銀行FRBが政策金利を0.25%上げました。2023年以来、3年ぶりの利上げです。市場の9割超が予想していたのに、アメリカの10年国債の利回りは5%に乗り、ドル円は156円まで円安になりました。わたしは米国債券のETF(BND)と、中身の6割がアメリカのオルカンを持っています。同じ利上げで、BNDはドルで下がり、オルカンは円安で円では増えた。持ち物の中で、逆のことが同時に起きています。利上げとは何か、予想どおりなのになぜ動いたのか、わたしの持ち物で何が起きたのか、そして明日の日銀までに何をするのかを、自分の数字で書きます。
- 2026.09.16AIに使わないアップルも、AIに使うマイクロソフトも上がった。だからわたしは選ばないこの夏、アップルの株が強いです。AIに巨額投資する他の大手(M7)と距離を置いているから、と言われています。本当にそうなのか、M7の7社全部を並べたら、6月末からいちばん上がったのは、AIに年1,900億ドルを使うマイクロソフト(+33%)でした。「AIに使わないから買われた」と「AIに使うから買われた」が、同じ夏に同時に起きています。わたしは米国の個別株を1株も持たず、オルカンとS&P500で7社をまとめて持っています。M7とは何か、何が起きたのか、なぜ選ばないのかを、自分で並べた数字で書きます。
- 2026.09.14月990円の新型iPhoneの正体。数字は、うまく隠れていた電車で、こんな会話を聞きました。「携帯って、買ってるの?」「買ってないよ。2年通信料を払えば、携帯は買わなくていいから。機種代なんて、払ってられないよ」「そうだよね」。隣で聞きながら、声をかけたくなりました。携帯は、買わなくていいのではありません。払う場所が、見えにくいところに移してあるだけです。発売されたばかりのiPhone 18 Proを例に、月990円で使えるiPhoneのお金がどこに隠れているかを、4か所数えました。4年で見ると、一括で買って格安SIMを使うわたしのやり方と、20万円の差になります。
- 2026.09.14「国保逃れ」で1万1,610人が資格を失った。わたしも検討した保険料の抜け道は、なぜ閉じられたのか「国保逃れ」38社で1万1,610人、というニュースを読みました。フリーランスが会費を払って一般社団法人の理事になり、社会保険に入って保険料を安くする仕組みです。実は、わたしもフリーランス1年目に検討したことがあります。課税所得(税金の計算のもとになる所得)400万円で計算したら、得は年5万円ほどで微妙。保留にしているうちに、厚生労働省が3月に出した通知でサービスが終わり、今日9月14日には、別の型の抜け道も閉じました。仕組みを知らない人向けに、何が起きたのか、誰が得だったのか、わたしはなぜやらなかったのかを、自分の数字で書きます。
- 2026.09.136年半でマンションは1.5倍、株は2.3倍、REITは2割安。なぜREITだけ置いていかれたのか「不動産高騰でもREIT低迷」という日経の記事を読みました。REITは、ビルの家賃を受け取る権利を小さく分けて、証券取引所で売り買いできるようにしたものです。家賃は分配金として受け取ります。この9月で市場ができて25年。マンションの値段は2019年末から1.5倍になったのに、REITの値段は2割安く、今年に入ってからも13%下がっています。株が最高値なのに、です。わたしは東証REIT指数のETF(1343)を持っています。なぜビルは上がってREITは下がるのか、金利と、海外投資家と、「稼いだ家賃をほぼ全部配る」という決まりから、順番に見ます。
- 2026.09.12「残クレで家が買える」時代が来た。月20万円で1億円、軽くしたぶんはどこへ消えたのか1億円のマンションを、月20万円の「残クレ住宅ローン」で買う、という記事が話題になりました。作り話の親子の話ですが、商品は本物です。住信SBIネット銀行が6月に始めた住宅ローンは、家の値段の半分を35年間払わずに置いておいて、最後にまとめて払う形です。国も普及を後押ししています。月々20万円なら買える、銀行が審査を通すなら安全、車の残クレと同じでしょ、という声もよく聞きます。わたしは使いません。月々いくらかと、全部でいくら払うかは別の話で、月々を軽くしたぶんは消えずに、利息・最後のまとめ払い・家や車を手放す、のどれかに移るからです。車の残クレの仕組みから、1億円の家まで、順番に見ます。
- 2026.09.11金利37%のトルコリラが最安値で「活況」。でも、わたしは手を出しませんトルコリラが円に対して過去最安値を更新するなか、FX(ネットでできる両替の取引)でリラと円の取引が7月に前の月の2.5倍、8,611億円に増えた、と日経が報じました。金利37%を狙う人が増えている、という話です。金利37%ってすごくない、じり安なら金利で取り返せるんじゃない、という声もよく聞きます。わたしはやりません。10年前に100万円をリラにして、金利を10年ぶん全部受け取っていても、税金も手数料もゼロの理想の条件で86万円、FXの現実の条件なら34万円、銀行の外貨預金なら14万円でした。下りのエスカレーターを、上に向かって歩くようなものです。順番に見ます。
- 2026.09.10カレー1皿が349円。11か月ぶりに350円を切ったけれど、値段は2020年の1.36倍のまま9月10日、7月の「カレーライス物価」が発表されました。家でカレーを作ると1皿349円で、11か月ぶりに350円を切りました(カレーの値段は、店頭価格の統計を使うので2か月遅れで出ます)。前の年より5円高いだけで、年初の370円からは21円安。カレーの値段って誰が決めてるの、350円を切ったならもう安くなったの、物価は1.9%って言ってたのに、と、疑問がいくつもわいてきます。わたしはカレーを自分で作るので、この数字はわたしの食卓の値段そのものです。結論から言うと、安くなったのは半分本当。上がるのは止まりつつあるけれど、2020年から2025年までに物価全体が12%上がるあいだに、カレーは35%上がっていて、今年7月の1皿はまだ2020年の1.36倍です。順番に見ます。
- 2026.09.09円高でわたしの資産は170万円減った。それでも何もしない理由9月8日、円が一時1ドル152円台まで上がりました。2月以来7か月ぶりの円高です。8月末は159円75銭だったので、1週間ちょっとで6円。外国の株は円高だと損するんでしょ、日本株に乗り換えたほうがいい、ドルが安いなら買い時、と、つい考えたくなる場面です。わたしの持ち物は7割がドルの箱に入っているので、株が1円も動かなくても、8月末から約170万円減った計算になります。それでも、わたしは何もしません。為替は読まない、上がっても下がっても積立は止めない、市場から降りない、が大前提だからです。円安なら円で見た資産額が上がり、円高なら同じ1万円でそのぶん多く買えます。生活防衛資金は円で持っているので、生活にも影響はありません。順番に見ます。
- 2026.09.09「ソフトバンクなら安全だよね?」年4.75%の社債を、わたしが買わない4つの理由ソフトバンクグループの個人向け社債が、1兆円という国内最大の規模で募集され、SBI証券では完売していました。7年で年4.75%、100万円から。預金より全然いい、ソフトバンクが潰れるわけない、株より安全で利回りは高配当株並み、と期待したくなる条件です。わたしは買いません。でも「大きな会社だから安全」で片づけるのも違うと思っています。社債のリスクは、潰れるかどうかだけではないからです。格付けが国内と海外で「投資適格」の線をはさんで割れていること、同じ会社が海外では8.5%で借りていること、2020年3月に100万円が73万円になったこと、潰れたときに戻るのは元本の1〜3割であること。順番に数えます。
- 2026.09.08荒れた日に降りると、逃すのは悪い日ではなく、いちばんいい日。日経平均10年の2,441日を数えてみた9月8日の日経平均は1,131円安。前日は1,379円高、先週は1,890円安の日もありました。円は1週間で160円から154円へ。いったん現金にして落ち着いたら戻ろうかな、こんなときに買うのは危ない、積立は止めたほうがいい、という声もよく聞きます。わたしは荒れた日に降りません。日経平均の10年ぶん、営業日2,441日をクロちゃん(Claude)に数えてもらったら、ずっと持てば3.85倍、いちばん上がった10日を逃すだけで1.99倍でした。しかもベスト10日のうち6日は、ワースト10日から2週間以内に来ています。荒れた日に降りると、ちょうどいちばんいい日に、外にいることになる。順番に見ます。
- 2026.09.08景気拡大が「戦後最長」になった。実感がないのは、上がっているのが家計の数字ではなかったから景気の拡大が7月で74か月になり、戦後最長の「いざなみ景気」を超えた、と内閣府の統計が示しました。え、いま好景気だったの。給料はそんなに上がってないけど。株は上がってるからね。受け止め方は、人によってさまざまです。わたしの実感は、半分あります。資産は相場が運んでくれて増えました。でも家計の側では、家賃は変わらなくても、食べ物や光熱費は上がっています。元の統計を見たら、景気を押し上げているのは会社の数字で、家計の数字は10個の指標のうち1つだけでした。拡大が始まってからの73か月のうち、給料が物価に負けた月は50か月。同じ人の中に、実感がある側とない側がある理由を、順番に見ます。
- 2026.09.06わたしのS&P500の中身が、9月21日に変わる。1年前に入った会社が、株価8割減で出ていくS&P500に入っている500社が、9月21日に入れ替わると発表されました。入るのはブルーム・エナジー、イルミナ、エバーピュアの3社。出るのはモルソン・クアーズ、トレードデスク、ビルダーズ・ファーストソースの3社です。S&P500って、ずっと同じ500社だと思ってた。入れ替えって、わたしに関係あるの。そんな疑問もわいてきます。わたしはS&P500に連動する投資信託を持っていて、9月21日に中身が変わります。手続きはいりません。何もしなくても入れ替わる。そこが、この商品を持ち続けている理由のひとつです。そして、14か月前に入ったトレードデスクが、入ってから株価8割減で出ていきます。一度入っても安泰ではない。その両方を、ひとつの発表で見ます。
- 2026.09.05話題の「オルカン高配当」、わたしは買わない。でも、この商品にしかないものがあった9月30日に「オルカン高配当」が設定されます。オルカンで高配当なら増やすのと受け取るのを1本でできるのでは、なんか儲かりそう、オルカンって付いてるし安心、と期待したくなる名前です。わたしも気になって中身を調べました。結論から言うと、わたしは買いません。ただ、調べてみたら「高配当」の意味がわたしの思っていたものと違っていて、利回り3.24%はわたしの日本の高配当株119銘柄より低く、米国の高配当ETFの定番HDVやSPYDにも届きません。代わりに、この商品にしかないものが1つありました。定番の高配当ETF4本と、日本版SCHD2本と、同じ物差しで並べます。
- 2026.09.0520代の持ち家率が過去最高。中身を見たら、買える人だけが20代で家族になっていた金利上昇を背景に、住宅購入を急ぐ若者が増えている、というニュースを読みました。20代以下の持ち家率は40.7%で過去最高、50年ローンを選ぶ若者も増えているそうです。待つほど買えなくなる、50年なら月々は安い、家賃は捨て金、という声もよく聞きます。わたしは賃貸で、北海道の十勝に帰っても家を買う予定はありません。理由はあとで書きますが、7月にも見た元の統計に戻ると、この「過去最高」は若者が家を買うようになった話ではありません。20代の夫婦世帯そのものが2000年から74%減っていて、率が上がったのは分母が減ったからです。50年ローンの月々と総利息、金利が上がったときの返済額も計算しました。
- 2026.09.03個人向け国債が過去最高の2.24%に。でも、いちばん上がったのは固定3年だった個人向け国債の固定5年が2.24%になりました。「そろそろ預金から移そうかな」と考えたくなる数字です。わたしは今回も買いません。でも今月の利率の表で、いちばん上がっていたのは固定5年ではなく固定3年でした。なぜ短いほうが大きく上がるのか。理由をたどると、発表から翌日にかけての4円の円高と、わたしの資産が円換算でおよそ100万円軽くなったことまで、1本の糸でつながっていました。300万円の置き場所の計算もやり直しています。
- 2026.09.02長期金利が3%を超えた。30年ぶりで、わたしが4歳のとき以来。前の日に「2.9%台」と書いたばかりだった9月1日、10年物国債の利回りが一時3.0%を超えました。1996年9月以来、約30年ぶりです。8月31日に公開した記事で「いまの長期金利は2.9%台。国が置いた想定金利3.8%は安全側」と書いたばかりで、その翌日に3%が来ました。上がった理由は4つ重なっていて、3つはこの1週間の記事に出てきた顔ぶれです。住宅ローンのフラット35は集計開始以来の最高、変動も引き上げ。30年前の金利を知らないわたしが、3%が家計のどこにつながるかを見た話です。
- 2026.08.31国の予算要求が過去最大の143兆円超になった。目が留まったのは、利払いだけで16.6兆円という1行だった来年度予算の概算要求が今日締め切られ、総額は過去最大の143兆円超になりました。ニュースの見出しは総額ですが、わたしの目が留まったのは別の1行。国が借金に払う利息の見積もりが16兆5,888億円と、1年で27.2%も増えることです。理由は、見積もりに使う金利を3.0%から3.8%へ、29年ぶりの高さに引き上げたから。わたしがこの夏書いた「受け取る2%」の、いちばん大きな反対側です。同じ日に、個人向け国債の税優遇の要望も出ました。国の家計簿と、わたしの家計のつながりを、ひとつずつ見ていきます。
- 2026.08.30新NISAのつみたて売却、20代で倍増したらしい。売る前に見てほしい、20年で8.1倍が「たった10日」で3.6倍になる数字新NISA2年目の2025年、つみたて投資枠の売却率が上がり、20代以下では4%台から9%へ倍増したそうです。売却理由には、下落を見込んだ売りや「現金が必要になった」が並びます。責める気はまったくないのですが、売る前に確認したい大前提の数字があります。S&P500に20年投資し続けると8.1倍。でも上昇ベスト10日を逃すだけで3.6倍、40日逃すと元本割れです。しかもそのベスト10日は、ぜんぶ暴落のさなかに来ていました。売り買いの分の悪さを、データで確かめた記事です。
- 2026.08.30日本の医療費が49.2兆円で過去最高。病院に行く回数は減っているのに、金額だけが増えていた2025年度の医療費が49兆2,000億円と、5年連続で過去最高になりました。でも数字をよく見ると、病院にかかった延べ日数は前の年より減っています。回数は減ったのに、金額は増えた。なぜか。答えは「1回あたりが高くなっているから」でした。厚労省の担当者は「抗がん剤など高額な薬剤の利用が増えたことが一因」と説明しています。国民健康保険を全額自分で払うフリーランスのわたしにとって、これは他人事の統計ではなく、毎月約4万円の保険料の元データ。わたしの財布までの道のりを、順番にたどります。
- 2026.08.29新しいFRB議長のひとことで、円は160円に戻った。9月は、日本とアメリカが同じ週に利上げするかもしれない昨夜、アメリカの新しい中央銀行トップ、ウォーシュFRB議長が就任後初めての大きな講演をしました。「インフレが目標に向かっていると確信できなければ、まだやるべきことがある」。このひとことで、市場が織り込む9月の米利上げ確率は3割台から5割超に跳ね、円は約1か月ぶりの160円台へ。同じ日の夕方、財務省は円買い介入がひと月として過去最大の15兆円超だったと公表したばかりでした。そして9月のカレンダーを見ると、FOMCは15〜16日、日銀は17〜18日。同じ週に、日米そろって利上げがあり得る形です。その週、わたしが何をするか(しないか)まで、順番に書きます。
- 2026.08.29アメリカでは、出戻りした子どもが親の老後資金を減らしているらしい。それ、40歳で実家に帰るわたしのことだったブルームバーグが「親の老後資金を守るための親子同居ルール」という記事を出しました。アメリカでは成人した子どもの実家への出戻りが増えていて、支援する親の半数が家計への影響を感じ、5人に1人は必要なら老後の積立を減らすと答えているそうです。親向けのチェックリストを読み進めるうちに気づきました。40歳で十勝の実家に帰る計画のわたしは、この記事では歓迎される側ではなく、警戒される側です。専門家のルールを子ども側から読み直して、自分の計画に足りていなかったものを数えました。
- 2026.08.28キオクシアが5兆円の増産を発表した。翌日、株価は8.8%下がったキオクシアが、2032年までに5兆円を投資すると発表しました。うち1.8兆円で岩手県北上市に3棟目の工場を建てます。メモリーが足りない今、需要に応える大型投資。良いニュースのはずなのに、翌日の株価は8.8%安。しかもこの日は、エヌビディアの決算で半導体株がそろって上がった日でした。なぜ、良いニュースなのに売られるのか。わたしのSDカードはいつ安くなるのか。そして8月1日に「買わない」と書いた、あの答え合わせの続き。順番に見ていきます。
- 2026.08.27持ち株が「売却される」というニュースは、どう読めばいいのか。答えは、中古車売り場にあった持っているヤマハ発動機の株を、親元のヤマハが1,400万株(約273億円)売る、と発表されました。「売却」という見出しに一瞬ドキッとして、気づきました。わたしは、何が売られるのかを分かっていない。発表の夜に順番に調べていくと、売られるのは会社ではなく、いわば「中古の株」でした。中古車が何台売られても、メーカーの工場は何も変わらない。動くとしたら、株価だけ。翌日、実際にどれだけ動いたかの答え合わせまで、順番に書きます。
- 2026.08.26東京海上が15分割と、初めての優待を発表した。わたしに届くのは、早くて2030年だった保有している東京海上ホールディングスが、株式の15分割と、初めての株主優待を発表しました。最低投資額は約74万円から約5万円へ。わたしの20株は300株になります。ただ、わたしは優待を目的にしない派です。しかも条件の「100株以上を3年」を原典どおりに読むと、わたしの3年の時計は分割後のゼロから。初めて優待が届くのは早くて2030年でした。分割で変わること・変わらないこと、会社がいま優待を作った理由まで、順番に見ていきます。
- 2026.08.26全国17の信用金庫が赤字になった。この夏わたしが書いた「金利2%」の、反対側の話だった2026年3月期、全国254の信用金庫のうち17信金が最終赤字になりました。原因は金利上昇による債券の含み損と売却損。北海道では200億円の資本支援を受ける信金も出ています。わたしはネット銀行派で、店舗の窓口に行かない生活をしています。でも調べたら、これは他人事ではありませんでした。この夏に記事にした国債の2%や、わたしの預金に付くようになった0.4%は、この赤字と同じ現象の反対側。そしてわたしのBNDも、同じシーソーに乗っていました。円建てでは増えて見えるのに、ドル建てでは下がっている。その数字まで、順番に見ていきます。
- 2026.08.26みんなが円を売るなか、オーストラリアの42兆円の年金は円を買っていた。その「最大の賭け」は、0.5ポイントだったオーストラリア2位の年金基金ARTが、円の持ち高をここ数年で最大に積み増した、と報じられました。1ドル=159円、40年ぶりの円安圏で、みんなが円を売るなかの逆張りです。気になって中身を見たら、42兆円を運用するプロの「最大の賭け」は、配分のたった0.5ポイントでした。そして「円は割安」が本当なら、資産の7割が外貨のわたしの評価額には、円安のゲタが入っていることになります。その大きさも計算してみました。
- 2026.08.25持ち株の武田薬品に、国内初の承認ニュース。でも株価は0.3%しか動かなかった保有している武田薬品のナルコレプシー治療薬が国内で承認されました。この病気を対象にした薬として日本初です。武田が次の主力と見込む大事な1本なのに、翌日の株価は+0.28%。良いニュースなのに、なぜ動かないのか。帳簿の利益より多い配当を払っている武田の台所事情と、承認がすぐ売上にならない理由、15株の株主として何を見ていくかを、順番に書きます。
- 2026.08.25AIでいちばん儲かっている会社が、値上げを通知した。原因をたどったら、わたしの撮影用SDカードと同じ部品だったエヌビディアがAIサーバーの価格を15%超引き上げると大口顧客に通知した、と報じられました。AIでいちばん儲かっている会社が、なぜ値上げに追い込まれるのか。原因はメモリの取り合いでした。そしてこの部品、わたしが撮影で使うSDカードやSSDと同じものです。SDカード256GBは2年余りで約4.7倍。買わなかったキオクシアの答え合わせと、日経488円安の中身まで、順番に見ていきます。
- 2026.08.24個人向け国債の固定5年が、初めて2%を超えた。わたしのインフレ前提と、同じ数字になった「預金から国債へ、かつてない資産の大移動」という記事を読みました。個人向け国債の固定5年が2.06%と、初めて2%を超えたそうです。定期預金より1%以上高く、国もNISA対象化などで後押しをはじめています。でも2%は、わたしがライフプランで置いているインフレ前提と同じ数字。税引き後で計算すると、これは増える商品ではなく、目減りの速度を落とす商品でした。わたしの生活防衛資金300万円をどうするかまで、順番に考えます。
- 2026.08.22ウォルマートが1日で9%安。でも売られたのは業績ではなく、膨らみすぎた期待だった米ウォルマートが1日で9%下げて、日本でも消費株が売られたというニュースを読みました。でも食べずには生きていけないので、食品株は景気に関係ないのでは、と思って調べたら、その日の日本の食品株は逆に1%上がっていました。ウォルマートも赤字ではなく、利益も売上も予想を上回っています。では何が売られたのか。決算と株価の値段を開けてみました。
- 2026.08.22物価は1.8%しか上がっていないことになっている。原典を開いたら、私立高校の授業料が73%下がっていた7月の消費者物価は1.8%の上昇で、日銀の目標2%を7か月連続で下回ったと報じられました。でもスーパーで感じる値段と合いません。総務省の資料を読むと、上がったぶんの半分は食べ物で、唯一下げていたのは教育。私立高校の授業料が73%下がったことになっていました。値下げではなく補助金です。「1.8%」の中身を順番に見ていきます。
- 2026.08.21東芝は上場を守るために株の3分の1を海外ファンドに渡した。6年後、その株主を追い出すために上場をやめた東芝の元CFOがキオクシア売却を語った記事を読みました。気になったのは証券会社の話ではなく、なぜアクティビストが入ることになったのかです。調べたら、2017年に上場を守るため6,000億円の増資をして、株の53.8%にあたる新株を海外ファンド60社に渡していました。そして2023年、その株主を排除するために上場廃止しています。
- 2026.08.20アメリカが国債を買い戻すと発表。日経平均は890円戻したけれど、借金は1円も減っていなかった米財務省が長期国債の買い戻しを倍増すると発表しました。米30年債の利回りは19年ぶりの高さをつけた翌日に約9bp下がり、円高が進み、翌日の日経平均は890円戻しています。でも財務省自身が「政府債務の総量を変えるものではない」と言っています。なぜ借金が減らないのに金利が下がるのか、順番に調べてみました。
- 2026.08.20日本企業は、10年かけてもまだ資本コストを超えられていなかった。経産省の新しい指針が使う「ROIC−WACC」とは?経済産業省が2026年7月21日に「成長投資ガイダンス」を公表しました。伊藤レポートの系譜にある実務指針で、中心にあるのがROIC−WACCという物差しです。読んでみたら、日本企業のROICは6.37%、資本コスト(WACC)は6.41%。10年かけて改善したのに、まだ0.04ポイント足りていませんでした。そして日本の会社に集まったお金の65%は、価値を減らすほうの事業に置かれていました。日本株を117銘柄持っている個人投資家として、この物差しを覚えた話です。
- 2026.08.19AIに脅かされる労働者の86%が女性。でも原典を読むと、分かれ目は職種ではなかったAIに脅かされる米国の労働者の86%が女性、というニュースを読みました。数字の出どころを調べたら、米ブルッキングス研究所の1月の報告書でした。AIの影響が大きい仕事に就く3,710万人のうち、約7割は移れる。移りにくい610万人の86%が女性です。分けていたのは職種ではなく、手元のお金・スキルの横幅・住んでいる場所・年齢の4つでした。
- 2026.08.18TOPIXは年初来高値。その4日後、不動産株がそろって年初来安値をつけた不動産株が相次いで年初来安値、というニュースを読みました。住友不動産は高値から38%安。ところがTOPIXは4日前に年初来高値です。相場が悪いのではなく、不動産だけが売られている。理由は金利でした。長期金利は約30年ぶりの2.945%。これは会社の話だけでなく、住宅ローンを借りている人の話でもあります。
- 2026.08.17ハローワークの求人は民間より1〜2割安い。調べていくと「安い」の正体が見えてきたハローワークの求人賃金が民間より1〜2割低い、という日経の分析を読みました。月給25万円なら年30〜60万円の差です。なぜ差がつくのか調べたら、求人を出す側が払う費用に行き当たりました。わたしも会社を辞めたあとハローワークに通い、映像系の大手にも応募しています。全部、書類で落ちました。
- 2026.08.16早期退職が2.5倍に増えた。でも、募集した会社の約7割は黒字だった2025年度の早期・希望退職が2万781人。前年度の約2.5倍です。FIREブームの話かと思ったら、募集した会社の約7割は黒字でした。辞めた側の調査も見てみると、後悔しているのは16%。ただし強制的に促された人が16.3%いて、フルタイムで働けているのは51.7%。会社を辞めるという同じ結果でも、中身は全然ちがいました。
- 2026.08.15警戒していたロックアップ解除。その月、株は3割上がっている8月5日に「これから売れる株が増える」と書きました。ところがスペースXの株は、解除の日を過ぎても下がりませんでした。7月末までに3割ほど下げたあと、8月に入ってから3割上がっています。売り物が増えるのに、なぜ上がるのか。先に売られていたこと、売れても売るとはかぎらないこと、そして空売りの買い戻し。何度聞いてもややこしい空売りも、100円の本のたとえで説明してみました。
- 2026.08.15FIREが増えると、インフレになるらしい。FIRE寄りの一人として調べてみた元日銀のエコノミストが「FIREが増えるとインフレになる」と言っています。人口が減ればデフレのはずなのに、なぜ逆なのか。答えは「働かなくなった人でも、消費はする」でした。しかもそのインフレが、FIREした人の資産をいちばん早く削る。夫婦の平均像で試算すると、50歳・5,000万円は80歳手前で尽き、7,000万円でようやく平均寿命ギリギリ。そこにインフレ年2%が乗ると、さらに10年早まります。処方箋は2つで、そのどちらもわたしはたまたまやっていました。
- 2026.08.1487兆円のドルは、誰が出すのか。対米投資に米銀が入ってきた理由を調べてみた日米で合意した5,500億ドル(約87兆円)の対米投資。その第2弾に、米シティとJPモルガンが初めて入りました。第1弾に参加した3メガバンクが「ドルを集め続けるのは難しい」と主役を降りたためです。そのドルを、日本はどこから持ってくるのか。円への影響まで考えてみました。
- 2026.08.11アメリカの若者は賭けに出て、日本の若者は何もしない。理由は同じかもしれないアメリカのZ世代が、運転もデートも飲酒も控えるのに、投資では一発逆転を狙っているという記事を読んだ。背景にあるのは「経済的虚無主義」。ただ中身を読むと、長期投資が機能しないという話ではなかった。回すお金が作れない、という話だった。一方で日本の20代は8割がNISAを使っていない。症状は正反対でも、前提は同じかもしれない。誰が儲けているのかと、1%しか勝てない世界の数字まで調べました。
- 2026.08.11稼いだお金が、日本に帰ってこない。過去最大の黒字なのに円安が進む理由を調べてみた2026年上半期の経常黒字が17兆4,292億円で過去最大。それなのにドル円は163円台まで進みました。中身を見たら、黒字の20兆4,914億円が第一次所得収支。海外で稼いだ配当が、帳簿には載るのに円には戻っていませんでした。その戻ってこないお金に、わたしの外貨建て資産も入っています。
- 2026.08.09仕事で名前は知っていた会社が、2,000億円で買われようとしている。調べたら、気づくのが遅かったソニーがレンズメーカーのタムロンに買収を提案した。映像の仕事をしていれば誰でも知っている名前だけれど、一般にはほとんど知られていない。株価は発表当日にストップ高で26%高。調べてみたら、6期連続増配で利回り4.5%という、わたしの守備範囲ど真ん中の会社だった。そして、その利回りは1日で3.56%まで下がっていた。
- 2026.08.09人気のINPEXを、まだ買っていない理由。自分のチェック項目に全部かけてみたINPEXが上方修正・増配・自社株買いの3点セットを発表した。原油は2週間で2割下がったばかりなのに、だ。SNSで毎日見かける人気の高配当株だけれど、わたしはまだ持っていない。せっかくなので、いつも使っている8項目のチェックに全部かけてみた。PERは9倍で数字の上では割安に見える。それでも手が出ない理由が、かけてみたらはっきりした。
- 2026.08.08米の雇用が減ったのに、失業率は下がった。しかも株は最高値をつけた7月のアメリカの雇用統計が、予想の8万人増に反して2万3,000人の減少だった。ところが失業率は4.1%に下がり、S&P500は最高値を更新した。悪い数字なのに、どこも良く見える。からくりを調べたら、失業率が下がったのは分母が減ったからで、株が上がったのは9月の利上げが遠のいたからだった。そして5月と6月の数字が、あとから10万人ぶん書き換わっていた話まで。
- 2026.08.07富士フイルムが一時18%安。下がった理由が、わたしが買った理由そのものだった持っている富士フイルムが決算のあと一時18%安まで売られ、終値でも16%安。含み益が6,610円から310円になった。買った値段まで戻ってきたことになる。ただ調べていくと、利益を押し下げたのは1兆円を投じているバイオCDMOの立ち上げ費用で、それはわたしが面白いと思って買った理由そのものだった。同時に発表された複合機事業のスピンオフの意味と、買い増しを考えたときに自分に聞いたことを書きます。
- 2026.08.0788兆円の年金が「資産配分」をやめた。株と債券の関係が変わった、ってどういうこと?アメリカ最大の公的年金カルパースが、株4割・債券3割といった資産ごとの配分目標を廃止した。理由は「株式と債券の関係の変化」。長いあいだ「株が下がれば債券が上がる」とされてきたのに、その前提が崩れたからだ。カルパースとは何者なのか、なぜ株と債券は逆に動くとされてきたのか。そして調べていて、自分はそもそも配分を決めてすらいなかったことに気づきました。わたしのBND262万円と合わせて書きます。
- 2026.08.06トヨタが1兆円の自社株買い。株主のわたしに、何が届くのか調べてみたトヨタが上限1兆円・5億株の自社株買いと、2億株の消却を発表した。配当なら現金が届くけれど、自社株買いでは株主に何も届かない。ではどこがうれしいのか。そして買い戻すことと消すことは別の話で、トヨタはすでに27.6億株を自社の中に抱えている。上方修正まで出したのに株価が上がらなかった理由まで、持っている側として調べてみた。
- 2026.08.06年金のESG投資が減っている。ESGの点数は何を測っているのか、調べてみたGPIFが国内株式のESG指数投資を、2ヶ月で約9.8兆円から8.4兆円へ減らしていました。ESGを軽んじる会社に未来はないと思う一方で、それを点数にして評価することには前から引っかかっていました。調べてみると、評価機関どうしの相関は0.61(信用格付けは0.99)、大きい会社ほど高得点になりやすい、という指摘が見つかります。ESGは大事。でも点数と実態は同じではない、という話です。
- 2026.08.051年前に買ったヤマハ発が1日で2割上がった。でも、うれしかったのは値上がりではなかったちょうど1年前の今日に買ったヤマハ発動機が、決算の上方修正で1日に2割上がって上場来高値をつけた。100株の含み益は7万7,700円。でも総資産5,831万円に対しては0.05%しか動いていない。分散は守ってくれるけれど、当たりも同じだけ薄める。それでもうれしかったのは、配当が50円のまま据え置かれたことだった。買値に対する利回り、増配があったらどうなるか、そして『Revs your Heart』を掲げるこの会社が好きだという話まで。
- 2026.08.05スペースXが850億円の赤字。わたしもちょっとだけ株主です上場後はじめての決算で、スペースXは850億円の赤字だった。ただ中身を見ると、スターリンクの通信事業が稼いだお金を、そのままAIとロケットに注ぎ込んでいる構造が見えてくる。そして売上は92%増なのに、株価は最高値から4割安。いい会社であることと、いい投資先であることは別だという話だ。8月6日に迫ったロックアップ解除、S&P500への採用時期、そして6月に書いた予想の答え合わせまで調べてみた。
- 2026.08.04ダウが1,153ドル安から3営業日で最高値。急落のとき何もしなかった話の、答え合わせ7月28日に日経平均が2,566円安、翌29日にはダウが1,153ドル安。1日の下げ幅としては2025年4月の関税ショック以来の大きさで、ナスダックは調整局面に入った。それが8月3日、ダウはたった3営業日で史上最高値を更新した。ただ喜ぶ前に見ておきたいことがある。同じ米国株なのに、ダウは最高値でナスダックはまだ4%以上下。そして買わなかったキオクシアは、その後も上がっている。答え合わせを、都合よくやらないために書いておく。
- 2026.08.03なぜアメリカが円買いを手伝ったのか。円安と米国の金利がつながっている理由を調べてみた7月31日の日米協調介入。ドル安になると輸出で不利になるはずのアメリカが、なぜ円を買う側に回ったのでしょうか。調べてみると「円安に伴う日本の長期金利上昇が、米国の長期金利上昇に波及するのを避けたい」という理由が出てきました。日本が世界最大の米国債の保有国であること、出稼ぎに出ていたお金が帰ってくる話として、順番にたどってみます。
- 2026.08.02政府が1日で6兆円超の円買い介入。効くの? そもそも円はいくらが適正なの? を調べてみた約40年ぶりの円安となる163円台で、政府・日銀が連日の円買い介入に踏み切った。推計6〜8.45兆円は、1日の規模として過去最大級。しかも米財務省が事前に予告するという異例の協調だった。ただ、今年の4〜5月にも過去最大の11.7兆円を使ったのに、円安は戻ってきている。介入は効くのか。そして、そもそも円はいくらが適正なのか。いくつかのものさしと、わたしの資産が数日で約135万円目減りした実数まで、順番に調べてみた。
- 2026.08.02金利を上げると、給料は上がるの? アベノミクスの師が「利上げしろ」と言い出した理由を調べてみた日銀が次の利上げをいつ実施するかに注目が集まっている。そんななか、アベノミクスの理論的支柱だった浜田宏一氏が「アメリカと同じ3.75%まで上げればいい」と主張していると知った。金融緩和で円安に誘導した政策の生みの親が、なぜ逆のことを言うのか。実質賃金は4年連続マイナスから5か月連続プラスに転じたばかり。利上げは、その追い風になるのか、逆風になるのか。春闘の大企業と中小の差まで含めて調べてみた。
- 2026.08.01キオクシアが決算で営業利益1兆3,000億円。買いたくなった自分を、止めた話高値から3分の1まで下げていたキオクシアが急反発し、その日に決算を出した。四半期の営業利益は1兆3,262億円で利益率75%。自社株買い8,000億円と株式分割まで発表。数字を見た瞬間、買おうかなと思った。でもその計算をやめた。2年前、同じ会社が過去最大の2,437億円の赤字を出している。シクリカル株のPERが低いときに何が起きるのか、そして自分に読めないことを整理してみた。
- 2026.07.3120代の8割がNISAを使っていないらしい。でも、20代だけの話ではなかった新NISAが始まって2年半。20代の8割がまだ制度を使っていないという記事を読んだ。「投資キャンセル界隈」という言葉まで生まれているらしい。ただ数字を年代別に並べてみたら、いちばん高い30代でも27.9%で、どの年代でも使っていない人のほうが多かった。若者だけの話ではない。お金がない人と、お金はあるのに動かない人は別の話だということも見えてきた。
- 2026.07.30食料品の消費税が2年だけ実質ゼロに。期間限定の減税って、本当に効くの?高市首相が、食料品の消費税を2027年4月から1%に下げる方針を表明した。2年間の時限措置だ。素直にありがたい話だけれど、そもそも期間限定の減税に効果はあるのか。ドイツとイギリスの実例を追うと、値下げは4割しか届かない商品があり、消費は増えたけれど中身は前借りだった。そして日本は消費税の上げ下げに欧州の7倍ふらつく。政府自身がまとめた課題の整理と、財源が金利に効く話まで調べてみた。
- 2026.07.30金利は「据え置き」だったのに、ダウが1,153ドル安。なぜ? を調べてみたFRBは政策金利を5会合連続で据え置いた。据え置き=安心のはずなのに、ダウは1,153ドル安と2025年4月以来の最悪の下げ。ナスダックは最高値から10%超下げて調整局面に入った。理由を追っていくと、短い金利は下がって長い金利だけが上がっていた。そしてウォーシュ議長は会見で「予告をやめたことが一因かもしれない」と自ら語っている。2週間前に書いた自分の記事が真逆になった話まで、正直に書いておく。
- 2026.07.29生命保険の解約が過去最高ペースというニュース。利回りの高い投信へ? でもないらしい。理由を調べてみた生保41社の解約返戻金が1〜5月で6兆190億円、前年同期比39%増。半期で過去最高になる公算だという。同じ時期、投資信託への資金流入も12兆円で過去最高。ただ調べてみると、この動きを起こしている主役は投信ではなく金利だった。日本生命は40年ぶりに予定利率を引き上げている。利回りだけを見て解約すると損をする理由、解約以外の道、そして1990年代前半までの契約だけは話がまったく違うことまで、順番に見ていく。
- 2026.07.28なぜ、会社は突然「4,000億円の損失」を出すの? 話題の「のれん」を調べてみたM&Aの「のれん」について、日本は世界と違うルールを維持することが決まった。会計の話と聞くと難しそうだけれど、中身は「持っている株が、ある日いきなり巨額の損失を出すのはなぜか」という話だ。パン屋さんの買収でたとえながら、のれんとは何か、日本と世界でなぜルールが分かれたのか、そして日本株を100銘柄持っているわたしに何が関係するのかを整理してみた。
- 2026.07.2720代の負債が過去最高。3,000万円のローンを組む同世代と、賃貸のわたし国の調査で、20代以下の世帯の負債が過去最高になった。ローンを持つ世帯だけで見ると平均3,000万円超。50年ローンやペアローンで、月々の返済額を抑えて買う人が増えている。責める気はまったくない。賃貸の家賃も21カ月連続で最高値を更新していて、待つことにもコストがかかる時代だから。ただ、いくつかの負担が同じ時期に重なる構造は知っておきたい。賃貸を選んだ同世代として、数字を整理してみた。
- 2026.07.26世界銀行が中国への融資をやめるらしい。日本も卒業した『70年続く仕組み』を調べてみた世界銀行が2031年までに中国への融資を段階的に終了する。調べてみると、日本もかつては借りる側で、東海道新幹線も黒部ダムも世界銀行から借りたお金で作られ、完済したのは1990年だった。そして同じ仕組みが、いまも現役で動いている。70年以上バトンをつなぎ続けている『国の奨学金』の話と、卒業後の巨大な資金はどこから来るのかを調べてみた。
- 2026.07.26インスタで中古マンションを買う人が増えているらしい。発信する側のわたしが考えたことインスタで見かけた素敵な部屋から、中古マンションを買う人が増えている。平均7,300万円、購入者の55.7%が30代。設立2年半で成約500件、300億円という数字を見て、素直にすごいと思った。でも同時に、SNSで発信している側のわたしには気になることもある。SNSが得意なことと、絶対に伝えられないこと。そして写真の外側で確かめるべきこと。あわせて、被害額1,274億円まで増えたSNS型詐欺への注意喚起も。賃貸派のわたしが、批判ではなく整理として書いてみた。
- 2026.07.26なぜ、トルコの金利は40%もあるの? 高金利通貨のワナを調べてみた南アフリカの中央銀行が利上げを見送って通貨が急落した、というニュースを見た。そういえば銀行の窓口でも、トルコリラやブラジルレアルの高金利をうたう商品をよく見かける。金利40%なんて数字を見ると心が動くけれど、そんなにおいしい話があるのか。調べてみたら『高い金利は、ごほうびではなく危険手当』だった。トルコリラが円に対して96%も価値を失った実例まで、正直に書く。
- 2026.07.24iDeCoで金融機関の「おすすめ」が解禁へ。ありがたい話? わたしは少し身構えている厚生労働省が2027年度にも、iDeCo加入者への金融機関による商品の推奨・助言を解禁する検討に入った。眠ったままの『元本確保型』からの脱却を促すためで、狙い自体には理がある。でも、助言するのは商品を売る側の銀行や証券会社。『無料のおすすめ』の代金はどこに含まれるのか。過去の販売の歴史も振り返りながら、この制度改正のありがたい面と、身構えるべき面の両方を調べてみた。
- 2026.07.24円安で日本企業が「お買い得」に。外資が買いに来ると円高になるはずが、逆? を調べてみた円安で割安になった日本企業を、海外マネーが次々と買収している。教科書どおりなら、外資が日本企業を買うには円が必要だから「円買い→円安の歯止め」になるはず。ところが実際の効果は限定的で、市場では「むしろ円安要因になり得る」という逆の声まで出ているという。定説とあべこべのことが起きる理由を調べてみたら、お金の「見えない配管」の話だった。
- 2026.07.22バフェットが『みんなギャンブルに夢中だ』と警告。でも本人はグーグルに5兆円。どういうこと? を調べてみた95歳のバフェットが、久しぶりのテレビインタビューで『人々のギャンブル熱はすさまじい』と市場に警告した。ところが同じインタビューで、グーグル親会社アルファベットへの約5兆円の投資は『自分が始めた』とも明かしている。警告しながら、賭けている? 矛盾しているように見えるこの2つの発言、調べてみたら『投資とギャンブルの違い』という、いちばん大事な話につながっていた。
- 2026.07.22株式市場が『眠らなくなる』らしい。24時間取引のメリット・デメリットを調べてみたロンドン証券取引所が2027年に、ほぼ24時間の取引市場『LSE24』を立ち上げると発表した。米国も今年12月から23時間取引が始まる。一方の東証は、2024年に70年ぶりの改革でようやく30分延長したところ。眠らない市場は、わたしたち個人投資家にとって良いことなのか。便利そうな第一印象の裏にある落とし穴と、積立民には実は関係あるのかないのか、そして『閉まっている時間』の意外な価値まで、調べてみた。
- 2026.07.19株主総会のハガキをずっと捨てているわたしが、個人株主の『1票の見える化』を調べてみた実は、株主総会の議決権行使書、いつも開けてすぐに捨てている。小口株主の1票なんて、結果に関係ないと思っているから。でも東証のルール改正で、親会社など大株主を除いた『一般株主だけの賛成率』が公開されることになった。つまり、わたしたち個人投資家の票だけを集計した数字が、世の中に貼り出される。なぜそんな改革が必要なのか、どんな効果を狙っているのか、そしてわたしの1票の価値はどう変わるのか。調べてみた。
- 2026.07.19管理会社がマンションを「切り捨てる」時代に。賃貸派のわたしが、持ち家の見えないコストを調べてみた管理会社から突然の解約通知や月6万円の値上げ要求。小規模マンションが管理会社に見捨てられる「マンション管理難民」が社会問題になりつつあるという。調べてみたら、マンションを買うことは「小さな会社の共同経営者になること」で、その経営環境が人件費高騰と『2つの老い』で急速に悪化していた。賃貸派のわたしがこの問題をどう見たか、そして賃貸側のリスクも正直に書く。
- 2026.07.18韓国の株価指数は、たった2社で半分。『指数の偏り』が気になったので調べてみた韓国の代表指数KOSPIには約830社が入っているのに、サムスン電子とSKハイニックスの2社だけで5割強を占めるという。指数に偏りがあることは知っていたけど、数字でちゃんと確かめたことはなかった。調べてみたら、日経平均もS&P500も、そしてわたしのオルカンも、それぞれの形で偏っていた。偏りはどう生まれるのか、悪いことなのか、どう付き合えばいいのか。インデックス積立民として向き合ってみた。
- 2026.07.16「値上げします」でストップ高? サイゼリヤの株が1日で17%上がった理由を調べてみたサイゼリヤの社長が『9月以降の値上げを視野に入れる』と発言したら、株価がストップ高になった。お客さんが嫌がる値上げを、株主は大喜びで買う。この不思議のカラクリは『薄利多売のてこの原理』と『お客さんが離れにくい値上げ』の2段重ねだった。ふだん外食をほとんどしない節約体質のわたしが、財布と投資家、2つの目線で調べてみた。