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「フリーランスは社会的信用がない」は本当か。クレカ・賃貸・ローンの審査、4年目の答え合わせ【フリーランスの後悔②】
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「フリーランスは社会的信用がない」は本当か。クレカ・賃貸・ローンの審査、4年目の答え合わせ【フリーランスの後悔②】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています
📚 SERIESフリーランスの後悔(全2回)
  1. 1. 「フリーランスは収入が不安定だからやめとけ」は本当か。収入ゼロを経験した4年目の答え合わせ【フリーランスの後悔①】
  2. ▶ 2. 「フリーランスは社会的信用がない」は本当か。クレカ・賃貸・ローンの審査、4年目の答え合わせ【フリーランスの後悔②】
ごまもち
🐾 ごまもち
フリーランスって、しんようが なくなるって ほんとう?🐾
あずき
あずき
よく言われるよね。でも、経験したことと経験してないことがあるから、分けて答えるね。

「フリーランスになると社会的信用がなくなる。クレジットカードも賃貸も、住宅ローンも組みにくくなる」。収入が不安定説と並んで、これもよく聞く後悔・不安のひとつだ。

答え合わせシリーズの2回目は、このお題にする。先に結論を書くと、この不安はかなりの部分「本当」だ。フリーランスの審査が会社員より厳しくなるのは、事実として否定できない。ただ、わたし自身はまだ大きな痛手を負っていない。理由は、答え合わせをしていくとはっきりしている。


1. 答え合わせ:カードも部屋も、「辞める前」に済ませていた

わたしのメインカードは、JALカード CLUB-Aゴールド1枚。フリーランス4年目のいまも、これ1枚でお金を回している。

このカード、学生時代に一般カードを作って、社会人になってからゴールドへ切り替えた。つまり、会社を辞めるよりずっと前、給料という安定収入がある状態で審査を通していた。

💳 わたしのクレジットカード年表
学生時代JALカード(一般)を作成
社会人になってCLUB-Aゴールドへ切り替え(給与所得での審査)
2023年3月会社を退職。フリーランスへ
現在同じ1枚を、年間約240万円利用しながら継続

だから、フリーランスになってからカードの審査で困ったことは、じつは一度もない。新しくカードを作ったわけではなく、会社員時代に済ませておいたものを、そのまま使い続けているだけだからだ。フリーランスになる準備の記事で「クレジットカードや賃貸の審査は在職中に済ませておくこと」と書いたけれど、このカードは狙って用意したわけではなく、たまたま先に持っていただけだ。

ごまもち
🐾 ごまもち
じゃあ、しんようは なくなってないの?🐾
あずき
あずき
正確には「なくなってない」んじゃなくて、「なくなる前に固めておいた」の。ここ、けっこう大事な違いだと思ってる。

ちなみに、CLUB-Aゴールドの審査難易度が気になって調べてみると、決して「甘い」カードではないらしい。学生は申し込めず、勤続年数もある程度求められる、審査難易度の高いカードだと言われている。もしフリーランスになってから初めて申し込んでいたら、そもそも土俵に立てていなかったかもしれない。作っておいて、単純にラッキーだったと思う。

そして、部屋も同じだ。いま住んでいる家賃7万円の部屋も、会社員時代に審査を通して契約したもの。つまり、賃貸や住宅ローンの審査を、フリーランスとして新しく受けた経験は、わたし自身まだない。「社会的信用で困っていない」のは、克服したからではなく、いちばん厳しい審査そのものを経験せずに済んでいるからだ。ここを実績のように語るのはフェアじゃないと思っている。


2. 実際のところ、審査はどれくらい厳しいのか

自分の経験だけでは語れないので、実際に公表されている基準を調べてみた。

📊 フリーランスの審査、実際の基準
賃貸アンケートでは58.8%が「不安定な職業とみなされ審査が通りにくい」、24.3%が「年収を理由に通りにくい」と回答。目安は「月の総収入(売上)が家賃の3倍以上」または「年収が家賃の36倍以上」
住宅ローン多くの金融機関で確定申告3期分の黒字実績を求められる。ただしフラット35なら1期分(開業翌年)から申込める
クレジットカード半年〜1年ほどの事業実績があれば作れるケースが多い。開業1〜2年・収入100万円未満でも作成できた例は珍しくない。ただし系統によって差があり、楽天・イオン・エポスなどの流通系は審査がゆるやかで、銀行が直接発行する銀行系(プロパーカード)はいちばん厳しいとされる
各種不動産・金融サービス情報をもとに作成(基準は会社・物件により異なります)

数字にしてみると、思ったより絶望的な話ではない。賃貸は「家賃の3倍の月収」があれば土俵に立てるし、住宅ローンもフラット35なら「1期分」で申し込める。「フリーランス=即NG」ではなく、「基準を知らずに挑むと落ちやすい」というのが実態に近いと思う。


3. 「いくら借りられるか」は、信用より所得の壁

ただし、住宅ローンには「審査に通るか」とは別に、「いくら借りられるか」というもう一段厳しい壁がある。これは会社員でも同じで、フリーランス特有の話ではない。

🏠 借入可能額と、東京の家の値段
借入可能額の目安年収(=確定申告の所得)の5〜7倍。所得400万円なら約2,000万〜2,800万円ほど
東京23区の新築マンション平均約1億3,613万円(2025年)
東京23区の中古マンション70㎡換算で平均約9,527万円(2026年3月時点)
各種不動産・金融サービス情報をもとに作成

わたし自身の課税所得約400万円ベースで計算すると、借りられるのはおそらく2,000万〜2,800万円ほど。東京23区の相場とは、ひと桁近く差がある。ここで大事なのは、この差を生んでいるのは「フリーランスだから」ではなく、「所得がその水準だから」ということだ。同じ所得の会社員でも、借りられる額はほぼ変わらない。

つまり都内で家を買うという話になった瞬間、「フリーランスの壁」より「稼ぐ額の壁」のほうがずっと大きい。フリーランスという働き方そのものより、頭金を厚くする、所得をもっと伸ばす、都内以外も選択肢に入れる、といったお金の設計の話に切り替わってくる。この記事のテーマである「社会的信用」だけをどうにかしても、家は買えない。


4. これから始める人へ。まだ間に合うなら、辞める前に

会社員のうちにできることは、思ったより具体的だ。

✅ 会社員のうちに済ませておきたいこと
①使う予定のクレジットカードを作る(できればランクも上げておく)。あとから上位カードへ切り替えるのは、フリーランスだと難しくなる
②引っ越す予定があるなら、先に済ませる。賃貸の審査も、給与所得のあるうちのほうが通しやすい
③もともと家を買う計画があるなら、独立前のほうが動きやすい。フリーランスは多くの銀行で確定申告3期分の実績を求められる(フラット35なら1期分から検討できる)。ただし審査が通りやすいからと、買う予定のない家を前倒しで組むのは本末転倒。返済は独立後の不安定な収入で続けることになる

もう独立してしまっていて、これらをまだ済ませていない人もいると思う。その場合は、確定申告を継続して、収入の実績を積み上げていくのが基本の対策になる。時間はかかるけれど、青色申告できちんと利益を出し続ければ、会社員のときとは違う形で信用は作り直せる。この確定申告の記事にも、その土台になる準備をまとめてある。

ごまもち
🐾 ごまもち
じゅんびって、やめる まえから はじまってるんだね🐾
あずき
あずき
そうなの。辞めた日から慌てるんじゃなくて、辞める前から静かに準備しておくの。地味だけど、いちばん効く対策だと思う。

5. いま、新しく審査を受けたら通るのか

最後に、答えから逃げずに考えてみたい。もし今日、新しくクレジットカードや部屋の審査を受けるとしたら、わたしは通るのか。会社員時代の貯金で乗り切ってきただけなら、この記事はただの自慢話になってしまう。

手元にある材料はこうだ。

📋 いまのわたしの「新規審査」材料
確定申告実績3期分(黒字)
課税所得約400万円ベース
資産約5,800万円
住居すでに契約済み(新規の賃貸審査は不要)

数字だけ見れば、悪くない材料が揃っている。でも、これはあくまで「通りそうな条件」であって「通った実績」ではない。実際に新しいカードや部屋の審査を受けたわけではないので、フリーランスというだけで書類の段階で不利に扱われるのか、それとも数字さえ示せば問題ないのか、そこはまだわからない。

ひとつ、調べていて心強かったことがある。資産そのものが、審査の材料になる場面があるのだ。賃貸には「預貯金審査(残高審査)」という仕組みがあって、収入ではなく口座の残高で支払い能力を示せる。目安は家賃の1〜2年分、UR賃貸なら家賃の100倍の残高が基準といわれる。仮に家賃7万円なら、100倍でも700万円。金額だけ見れば、わたしの資産で余裕を持ってクリアできる計算になる。

ただし注意点もあって、この残高として素直に認められるのは、基本的に現金・預金だ。株や投資信託も考慮されることはあるけれど、値動きがあるぶん預金より評価されにくく、扱いは大家さんや管理会社しだいらしい。わたしの資産は大半がインデックス投信と株で、現金は生活防衛資金の300万円だけ。本気でこのルートを使う場面では、一部を現金に移しておくといった準備が要るかもしれない。

住宅ローンでも、資産は頭金を厚くするかたちで効く。借入額そのものを減らせば返済負担率が下がって、審査にはっきりプラスになる。もちろん、資産が所得の審査を丸ごと肩代わりしてくれるわけではない。それでも「いざとなれば残高で示せる」という選択肢があるのは、収入に波のあるフリーランスにとって、思った以上に大きなお守りだと思う。

ごまもち
🐾 ごまもち
こつこつ ためてきたのが、おまもりに なるんだね🐾
あずき
あずき
そうなの。増やすためだけじゃなくて、いざというとき「わたしは大丈夫です」って見せられる材料にもなる。資産にそういう働きがあるって、調べてみてよかったかも。

はっきり言えるのは、会社員時代の信用に頼りきりだった状態からは、たしかに一歩進んでいるということだ。収入ゼロの月を乗り越えてきた実績も、3期分の確定申告も、フリーランスになってから自分で積み上げたものだからだ。この「実績で示せる材料」を増やし続けることが、いまのわたしにできる、いちばん現実的な備えだと思っている。


まとめ

🐾 この記事のまとめ
  • 「フリーランスは社会的信用がない」への答え:審査が厳しくなるのは事実。でも「なくなる」のではなく「作り方が変わる」
  • わたしのクレジットカードも賃貸契約も、会社員時代に済ませたもの。フリーランスとして新しく審査を受けたことは、まだない
  • 実際の基準は「即NG」ではない。賃貸は収入が家賃の3倍、住宅ローンは確定申告3期分が目安
  • 住宅ローンは「通るか」より「いくら借りられるか」の壁が大きい。これは信用ではなく所得の問題
  • これから独立する人は、使うカードと引っ越しを会社員のうちに。家を買う計画があるなら、独立前のほうが動きやすい
  • すでに独立している人は、確定申告を続けて実績を積み上げるのが基本
  • 資産も審査の材料になる。賃貸には、収入ではなく残高で示せる「預貯金審査」がある

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TAGS#フリーランス#家計・資産管理
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