#市場の話
29 件の記事
- 2026.08.15警戒していたロックアップ解除。その月、株は3割上がっている8月5日に「これから売れる株が増える」と書きました。ところがスペースXの株は、解除の日を過ぎても下がりませんでした。7月末までに3割ほど下げたあと、8月に入ってから3割上がっています。売り物が増えるのに、なぜ上がるのか。先に売られていたこと、売れても売るとはかぎらないこと、そして空売りの買い戻し。何度聞いてもややこしい空売りも、100円の本のたとえで説明してみました。
- 2026.08.15FIREが増えると、インフレになるらしい。FIRE寄りの一人として調べてみた元日銀のエコノミストが「FIREが増えるとインフレになる」と言っています。人口が減ればデフレのはずなのに、なぜ逆なのか。答えは「働かなくなった人でも、消費はする」でした。しかもそのインフレが、FIREした人の資産をいちばん早く削る。夫婦の平均像で試算すると、50歳・5,000万円は80歳手前で尽き、7,000万円でようやく平均寿命ギリギリ。そこにインフレ年2%が乗ると、さらに10年早まります。処方箋は2つで、そのどちらもわたしはたまたまやっていました。
- 2026.08.1487兆円のドルは、誰が出すのか。対米投資に米銀が入ってきた理由を調べてみた日米で合意した5,500億ドル(約87兆円)の対米投資。その第2弾に、米シティとJPモルガンが初めて入りました。第1弾に参加した3メガバンクが「ドルを集め続けるのは難しい」と主役を降りたためです。そのドルを、日本はどこから持ってくるのか。円への影響まで考えてみました。
- 2026.08.11稼いだお金が、日本に帰ってこない。過去最大の黒字なのに円安が進む理由を調べてみた2026年上半期の経常黒字が17兆4,292億円で過去最大。それなのにドル円は163円台まで進みました。中身を見たら、黒字の20兆4,914億円が第一次所得収支。海外で稼いだ配当が、帳簿には載るのに円には戻っていませんでした。その戻ってこないお金に、わたしの外貨建て資産も入っています。
- 2026.08.11「手数料無料」は、誰にとって無料なのか。金券ショップで考えてみた国内株の売買手数料は、いまや0円。でも証券会社は過去最高益を出している。だったら、どこで儲けているのか。金券ショップにたとえて調べてみたら、答えは「無料にしたら儲からなくなる」ではなく「無料にしたから儲かった」でした。手数料の50年史と、無料についている条件も調べています。わたしが注文を出すのは月に数回くらいなので影響は小さいのですが、知っておいて損はない話でした。
- 2026.08.09高配当株は何銘柄あれば足りる? 自分の117銘柄でリスクを計算したら、答えは「数」ではなかった毎月の記録に使っているCSVをAIに渡して「わたしの日本株のリスクは測れますか」と聞いたら、「これでは測れません」と返ってきました。株価の履歴を足して計算したら、117銘柄・1,315万円の年率リスクは15.0%。日経平均の約半分でした。さらに「何銘柄あれば足りるのか」を実際の保有株で銘柄数ごとに500回ずつ試したところ、分散の意味は思っていたものと違いました。都合の悪い数字も含めて全部書きます。
- 2026.08.07富士フイルムが一時18%安。下がった理由が、わたしが買った理由そのものだった持っている富士フイルムが決算のあと一時18%安まで売られ、終値でも16%安。含み益が6,610円から310円になった。買った値段まで戻ってきたことになる。ただ調べていくと、利益を押し下げたのは1兆円を投じているバイオCDMOの立ち上げ費用で、それはわたしが面白いと思って買った理由そのものだった。同時に発表された複合機事業のスピンオフの意味と、買い増しを考えたときに自分に聞いたことを書きます。
- 2026.08.04ダウが1,153ドル安から3営業日で最高値。急落のとき何もしなかった話の、答え合わせ7月28日に日経平均が2,566円安、翌29日にはダウが1,153ドル安。1日の下げ幅としては2025年4月の関税ショック以来の大きさで、ナスダックは調整局面に入った。それが8月3日、ダウはたった3営業日で史上最高値を更新した。ただ喜ぶ前に見ておきたいことがある。同じ米国株なのに、ダウは最高値でナスダックはまだ4%以上下。そして買わなかったキオクシアは、その後も上がっている。答え合わせを、都合よくやらないために書いておく。
- 2026.08.03なぜアメリカが円買いを手伝ったのか。円安と米国の金利がつながっている理由を調べてみた7月31日の日米協調介入。ドル安になると輸出で不利になるはずのアメリカが、なぜ円を買う側に回ったのでしょうか。調べてみると「円安に伴う日本の長期金利上昇が、米国の長期金利上昇に波及するのを避けたい」という理由が出てきました。日本が世界最大の米国債の保有国であること、出稼ぎに出ていたお金が帰ってくる話として、順番にたどってみます。
- 2026.08.02政府が1日で6兆円超の円買い介入。効くの? そもそも円はいくらが適正なの? を調べてみた約40年ぶりの円安となる163円台で、政府・日銀が連日の円買い介入に踏み切った。推計6〜8.45兆円は、1日の規模として過去最大級。しかも米財務省が事前に予告するという異例の協調だった。ただ、今年の4〜5月にも過去最大の11.7兆円を使ったのに、円安は戻ってきている。介入は効くのか。そして、そもそも円はいくらが適正なのか。いくつかのものさしと、わたしの資産が数日で約135万円目減りした実数まで、順番に調べてみた。
- 2026.08.02金利を上げると、給料は上がるの? アベノミクスの師が「利上げしろ」と言い出した理由を調べてみた日銀が次の利上げをいつ実施するかに注目が集まっている。そんななか、アベノミクスの理論的支柱だった浜田宏一氏が「アメリカと同じ3.75%まで上げればいい」と主張していると知った。金融緩和で円安に誘導した政策の生みの親が、なぜ逆のことを言うのか。実質賃金は4年連続マイナスから5か月連続プラスに転じたばかり。利上げは、その追い風になるのか、逆風になるのか。春闘の大企業と中小の差まで含めて調べてみた。
- 2026.08.01キオクシアが決算で営業利益1兆3,000億円。買いたくなった自分を、止めた話高値から3分の1まで下げていたキオクシアが、決算で急反発した。四半期の営業利益は1兆3,262億円で利益率75%。自社株買い8,000億円と株式分割まで発表された。数字を見た瞬間、買おうかなと思った。でもその計算をやめた。2年前、同じ会社が過去最大の2,437億円の赤字を出している。シクリカル株のPERが低いときに何が起きるのか、そして自分に読めないことを整理してみた。
- 2026.07.31インデックスが45万円減ったのに、資産は22万円増えた月【2026年7月】毎月の資産記録、2026年7月。総資産は5,831万円で前月比+22万円。ところが中身を見ると、主力のインデックスは45万円のマイナスでした。それでも資産が増えたのは、高配当株が63万円ぶん増えてカバーしてくれたから。「分散しておくと、こうなる」が数字ではっきり見えた珍しい月です。新しくスズキを買った話、年間配当が49.3万円で目標の41%に届いた話までまとめました。
- 2026.07.30金利は「据え置き」だったのに、ダウが1,153ドル安。なぜ? を調べてみたFRBは政策金利を5会合連続で据え置いた。据え置き=安心のはずなのに、ダウは1,153ドル安と2025年4月以来の最悪の下げ。ナスダックは最高値から10%超下げて調整局面に入った。理由を追っていくと、短い金利は下がって長い金利だけが上がっていた。そしてウォーシュ議長は会見で「予告をやめたことが一因かもしれない」と自ら語っている。2週間前に書いた自分の記事が真逆になった話まで、正直に書いておく。
- 2026.07.29「ドルも危ないのでは?」への答え。ユーロ・スイスフラン、持つならどの通貨がいい?「外貨を持ったほうがいい」と書くと、「そのドルの信任が揺らいでいるのでは?」という質問をいただきます。世界の外貨準備でドルの比率は2001年の約71%から57%前後まで低下。たしかにドル一強は崩れつつあります。ではユーロやスイスフランに乗り換えるべきか。「ドルの代わり」がいない現実と、オルカンの通貨比率が米ドル65.2%であること、そして「わたしはいまもドル中心のままでいい」と考える理由を、正直に書きます。
- 2026.07.28なぜ、会社は突然「4,000億円の損失」を出すの? 話題の「のれん」を調べてみたM&Aの「のれん」について、日本は世界と違うルールを維持することが決まった。会計の話と聞くと難しそうだけれど、中身は「持っている株が、ある日いきなり巨額の損失を出すのはなぜか」という話だ。パン屋さんの買収でたとえながら、のれんとは何か、日本と世界でなぜルールが分かれたのか、そして日本株を100銘柄持っているわたしに何が関係するのかを整理してみた。
- 2026.07.25ボブの話とは?「世界最悪のタイミング」で投資した男が、それでも1.6億円を築けた理由投資の世界には「ボブ」という有名なたとえ話があります。43年間ずっとまじめに貯金して、買うのは毎回、歴史的な暴落の直前だけ。オイルショック、ブラックマンデー、ITバブル崩壊、リーマンショック。世界最悪のタイミングでしか買えなかった男が、それでも65歳で約1.65億円(円換算の概算)を手にできた理由と、この話が本当に教えてくれることを、わたし自身の3つの下落経験と重ねて考えてみました。
- 2026.07.13「暴落が来たら詰む」は本当か。3つの下落経験と、リーマン級の想定で答える【サイドFIREの疑問②】「サイドFIREなんて、暴落が来たら一発で詰むでしょ」。よく聞く疑問に、コロナ・2022年の停滞・達成直後の中東ショックを経験したわたしが実数で答えます。「詰む」を3つの層に分解し、3段の防衛線で守る。さらにリーマン級の暴落+長期低迷まで想定して、自分の設計の弱点も隠さず、正直に書きました。
- 2026.07.08わたしたちの年金が41兆円の黒字。なのに「もらえる年金」が増えないのはなぜ?仕組みを調べてみたGPIFの2025年度の運用成績が、過去2番目となる約41.4兆円の黒字だったというニュース。国民1人あたり33万円ぶんも増えた計算なのに、じゃあ将来の年金も増えるの?と思うと、じつはそう単純じゃない。GPIFの中身が驚くほど「ふつう」だったこと、暴落でも売らなかったこと、そして年金が仕送り方式である理由まで、あずきの目線で調べてみた。
- 2026.06.30資産5,809万円、ほぼ横ばい。上がる月も下がる月も、やることは同じ【2026年6月】毎月の資産記録、2026年6月。総資産は5,809万円で、前月からほぼ横ばい。株は伸びたけれど、ビットコインが2割下げて相殺した1ヶ月。上がる月も横ばいの月もあるのが当たり前で、やることは変わらない。株式分割で株数が4倍になっても資産は増えない話、配当は増えたのに利回りが下がった理由、静かに+173%まで育ったインデックスまで、淡々と続ける長期投資の記録です。
- 2026.06.16円安が止まらない。わたしの資産、円だけで大丈夫?リスクを整理してみた円安が続くなか「日本円だけで資産を持つのは安全?」を本気で整理しました。ポイントは『円か外貨か』だけでなく『現金か投資か』の2軸。同じ円でも預金と株では全然違う。34歳フリーランスのわたしの実際のポートフォリオ(生活防衛資金・日本高配当株・オルカン/S&P500/BND)を例に、ありがちな誤解をほどきます。
- 2026.06.15スペースX、S&P500は門前払い・でもQQQには入れる?指数会社で割れた判断を調べてみたS&P500がスペースXの早期組み入れ用のルール変更を2026年6月に否決。一方でNASDAQ100とラッセルは緩和済み。同じ『超大型IPO』に指数会社の判断が真っ二つに割れた背景を、収益性要件・上場期間ルール・スペースXの財務まで含めてファクトベースで調べました。前回の『指数のルール調べてみた』の続報です。
- 2026.06.13スペースX上場。オルカン・QQQ・S&P500にはいつ入る?指数のルールを調べてみた史上最大のIPOとなったスペースXのNASDAQ上場。インデックス投資家として気になるのは「わたしのオルカンにはいつ入るの?」ということ。調べてみたら、オルカンが一番早くて6月下旬、QQQが7月上旬、そしてS&P500は数年先の可能性も。ここまで差が開くとは思っていなかった。指数ごとの組入ルールを、わたしの持ち分と合わせて整理します。
- 2026.06.10世界最大級ETF『QQQ』が東証上場。でもわたしは買わない理由運用資産65兆円超・世界最大級のETF『インベスコQQQ』が東証に上場。円建てで買えるようになって人気は出そうだけど、わたしは買わない。S&P500との10年比較、コスト、分配金、そして『初心者ほど手を出す理由がない』と思う理由を正直に書きます。
- 2026.05.31資産5,806万円・月+246万円。日経65,000円でも、わたしは蚊帳の外だった⁈【2026年5月】毎月の資産記録、第1回。日経が65,000円台に乗り、AI関連を中心にお祭り相場と呼ばれた2026年5月。総資産は5,806万円(前月比+246万円)、配当利回り4.85%。買い増しの中心は4%前後の高配当株。航路を守って、淡々と続けた1ヶ月を、数字と気持ちで振り返ります。
- 2026.05.18ことら送金って増えてきたよね、で調べてみたら『銀行 vs PayPay』の壮絶な戦いが見えてきた話最近『ことらで送るね』が増えてきた。なんとなく設定してみたら、これが銀行界の生存戦略だった。という話。PayPay経済圏の拡大、株式会社ことらの裏側、世界の決済インフラ事情、そしてわたしの三層戦略まで、調べていくうちに見えてきたお金の未来を書きます。
- 2026.05.17日経平均6万円時代。8年で2万→6万、貯金では追いつかない現実日経平均が6万円台へ。わたしが2018年に投資を始めたときは2万円台だった。8年で3倍。同じ8年を貯金だけで過ごしていたら…?インフレと給与の乖離、なぜ投資が『怖いけど必要』なのか、オルカン10年成績で見える現実まで、34歳フリーランスの本音で書きます。
- 2026.05.07中東ショックで資産が300万円減った。サイドFIRE直後に試された「航路を守る」覚悟2026年3月から続く中東危機・イラン戦争で、わたしの資産は直近高値から約300万円下落。サイドFIRE直後のちょっと嫌なタイミングだったけれど、コロナショックの経験があったから意外と落ち着いていられた。航路を守って積立を続けた話を、正直に書きます。
- 2026.05.03暴落・含み損とのつきあい方。わたしがコロナショックで学んだこと資産が約3割下落したコロナショック。それを乗り越えた経験から学んだ、暴落時の過ごし方と含み損とのつきあい方。「航路を守れ」という格言は本当だった、と思う話。